2019年7月15日 (月)

第15回仲裁ADR法学会を聴講してきました

続きまして、第15回仲裁ADR法学会

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会場は月島にあります首都大学東京の晴海キャンパス

近くの橋を通ったら、屋形船が見えました。土地柄ですね~

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出席されているのが、大先生ばかりでドキドキ😵💦

すぐ後ろに元裁判官の加藤新太郎先生(現中央大学教授)が❗

新潟県司法書士会でも講義していただいたことがありましたが、とてもお声がけできず💦

加藤先生と話せるO副会長はさすがだな~と思って拝見しておりました😃

内容は

1.スポーツ仲裁の現状と課題~仲裁機関として果たすべき役割~

報告者:立教大学 早川吉尚先生

日本で大きな競技団体の規約には、スポーツ仲裁協会の申立に対して「自動応諾」条項が入っているとのこと。

一方、都道府県や障害者スポーツ団体には当該条項が入っておらず、不応諾終了が多くなっているため、自動応諾条項を入れてもらえるよう働きかけをしているという話は興味深かったです。

やはり、応諾要請ってどこでも難しいのですね~

それから、事案が「ドーピング」の場合は非常に高度な専門性が求められるようです。

そのため、運営側はドーピングはパネルを分けたいとお考えのようです。

上記をお聞きし、民間調停の場合は、「専門性」が大きな要素になっているなあと改めて感じました。

また、スポーツ仲裁協会でも弁護士・仲裁人の報酬は低くて、ボランティア状態ということも伺い、その点も司法書士会と同じだなと。

 

2.コンフリクト・マネジメントとしての医療メディエーション

報告者:中西淑美先生

レジュメがなく、発表用のPPTを見ての受講だったので、理解が追いつかない箇所多数(汗)

が、とても勉強になりました。

印象に残った内容は

・医療紛争は認識ギャップと不信に根ざしたディスコミュニケーションが顕著

・コンフリクト・マネジメントとしてメディエーションを考える→関係調整的なメディエーションを実施する
 不要・不毛な対立を避ける
 否定感情は手当するが、肯定感情が惹起され、否定感情が打ち消されるようにする

・医療紛争ではインタレストも揺らぐ→語りの中で 本当のインタレストは何か?自分で自分に気づくこと

そして一番のポイントは(私の記憶限りですが)

医療紛争は、もともと勘違いしていることがすごく多い!!
医療紛争の6割は、家庭内紛争!!

めちゃめちゃ納得💡💡💡

私が巻き込まれそうになった例でも、勘違いによって怒りが惹起されていて、八つ当たりされているなあと感じたことがありました。

NVC的には、怒りの「きっかけ」と「原因」を区別して考えますが、普通の人はそんなこと考えもしないだろうし。。。

で、すぐに「お前のせいだ!」というので悩ましく、困ります(>_<)

中西先生もおっしゃっていましたが、このスキルは他の紛争でも応用可能とのこと。

もっと勉強したいなあと思いました。

 

3.交通事故ADRの現代的意義

報告者:古笛恵子先生(弁護士)、

竹井直樹氏(公益財団法人損害保険事業総合研究所フェロー)

八田卓也先生(神戸大学)

恥ずかしながら、交通事故紛争処理センターや日弁連交通事故相談センターのことはほとんど存じ上げず、その活動の様子がわかり勉強になりました。

こちらで印象に残ったのは

「そんぽADRセンター」の竹井直樹氏のご発言中

・仲介者として紛争を収める必要があり、それは(通常業務たる)戦う弁護士とはスキルが違う。

・同センターに寄せられる苦情で多いのは(恐らく保険会社の担当者の)「態度が悪い」こと!

 やっぱり紛争の元は「人間関係」なんだなと深く心に刻み込まれました。

紛争、実務の最前線にあたっている方の話は、説得力あるなあ。。。

 

ところで先月、大学で講義をした時の感想で、ADRは「心理学みたいなことが多く法学部の授業じゃないようだ」というのがありました。

それに対して、同じ事象に対して、紛争になる人と紛争にならない人がいる

紛争を起こすのは「人」

というような話をしたところ、納得した、という感想が寄せられました。

本学会に参加して、「人」への対処の重要性を感じましたが、本当に難しい課題です。

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2019年7月14日 (日)

日本ADR協会主催「ADRはどう変わるか~IT化の可能性と課題」

3連休 皆様、いかがお過ごしでしょうか?

12日(金)は日本ADR協会主催「ADRはどう変わるか~ITの可能性と課題」に参加

翌日、13日は第15回仲裁ADR法学会を聴講して参りました。

まずは、日本ADR協会のシンポから

司会の河井先生が冒頭述べられたように、これまでにない盛況ぶりで締め切りを前に申込を断ったとのことでした。

参加者およそ50名満席! キツキツでした。

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裁判所のIT化も議論されている中、多くの機関からご参加があったようです。

私のお隣の方は一般財団法人 日本共済協会からおいででした。

全国の全労済など共済組合に関する紛争を扱っているとのこと。

また、一般財団法人ソフトウェア情報センターの紛争解決部の方もいらっしゃいました。

企業が購入したソフトがうまく作動しなかったなどの場合のトラブルに対応するとのこと

確かに、そういうの世の中にたくさんありそうだな~と思いました。

紛争解決機関というものの種類や機関の多さも認識したシンポとなりました。

今回の議論を聞いて印象に残ったことをいくつか箇条書きにしてみます。

・スカイプで話せれば、IT化ということではない。現に使えない人がいることは事実であるが、全体として広がらないのは違う理由だろう。

・テレビ会議システムを使っても全員が揃わないと実施できない。リアルタイムにこだわりすぎないことも重要

・(ODRを考える前提として)リアルタイムで一堂に会することがハードルをあげている。

・ODRはプラットフォーマーのクライアントの相談、クレーマー相談に使えそう。

・小さい(消費者)トラブルがODRで解決できるといい

・ITリテラシーが高い人がシニア層になる頃に、ODRも更に利用者増えるのではないか。

・ODR等のサービスは、これまでのパイの奪い合いではなく、眠っていたものを掘り起こすことになるのではないか

・ODRで取得したデータを蓄積し、紛争予防へ還元することを忘れてはいけない。

そして、IT化とODRの実施スピードは私の想像を遙かに超えていました。

シンポではミドルマン株式会社の三澤社長が自社開発したODRシステムのデモンストレーションをして下さいました。

もう早晩、実現可能でしょう。

シンポジウムでは「ITリテラシー」という単語を複数回聞きました。

ITを使いこなせる能力、くらいの意味でしょうか。

周りを見渡しても、ITリテラシーの高い司法書士って少ない気がします。

う~~~ん、分からないとか、知らないとか言ってる場合じゃない(汗)

それとともに、司法書士の能力が活かせる手法・・考えないとね。

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2019年7月 9日 (火)

春風亭一之輔のドッサリまわるぜ2019行ってきました

ただいま 落語ブームということでございます。

恥ずかしながら、ブームに乗っかっております(^^)

特に好きなのが、春風亭一之輔師匠❤

5月には、りゅーとぴあで行われた虹色寄席に行き、

7月7日(日)七夕には新潟市民プラザホールで開催された全国ツアーに行って参りました。

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チケット取るのが遅くなって、だい~ぶ遠くの席でしたが、落語堪能いたしました。

粋で、言いたいことハッキリ言う!!みたいなところが好きです💕💕

今回は、サイン会にも並び、サイン頂いてきました!

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前に並んでいる人も誰も師匠に話しかけないし・・・

私語禁止なのかもしれず(笑)

好きな人には、自分から話しかけられない(気の小さい)私ですw

また聞きたいな~~~

 

 

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2019年7月 5日 (金)

かいけつサポート通信第66号

かいけつサポート通信第66号です

ダウンロード - 20190626.pdf

今回は、7月12日(金)に開催される日本ADR協会のシンポジウムのご案内です。

他には、法務省がインターネット等を利用して広報を行った旨のお知らせ

 

ところで、5月26日の定時総会で新潟県司法書士会調停センターの名称を

新潟県司法書士会 話し合いサポートセンターに変更しました。

略称は「はなサポ」

そして、今回法務省から頂戴したサポート通信の添付ファイル名が「かいサポ通信」となっていました。

ちょっと似てる(^^)

法務省が「かいサポ」を広報してくれると、「はなサポ」の広報の時に、一般の方はより安心感が増すかも😃

ちょっぴり便乗?風になっております(笑)

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愛媛和解支援センター 第10回の総会資料を頂戴しました

日本において、本当の意味でメディエーションを実践されている唯一とも言える機関

愛媛和解支援センター 

第10回の総会資料をお送り頂きました。

寄付金と運営に携わっている方の会費だけで運営されています。

相変わらずの充実した活動内容です。

毎月開催されている読書会の一環で行われた親睦旅行の様子をまとめた冊子も頂きました。

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そして、新しい活動として、常設相談所を開設されるとのこと

同センターを設立された松下先生から相談所を”デザイン”してみてはどうかとの提案もあり検討チームでお考えになったようです。

・毎週水曜日 13:00~16:00 に予約制にて実施

【基本理念】

1.新相談所は、愛媛和解支援センター設立理念を踏まえて企画運営する

2.新相談所は、コミュニティにおける相談所はどうあるべきか常に存在意義を問う。

そして「待つ」ということがキーワードのようです。

そういえば、昔、メディエーションを勉強しはじめの頃

鷲田清一先生の ”「待つ」ということ” という本を読みました。

調停をするだけではなく、コミュニティの再生・活性化を目標としている同センターらしいご活動で松下先生たちは、ずっと基本に充実でブレないなあと改めて感銘をうけました。

最後に受託件数を記載させていただきます。

相談件数 47件(うち、電話21件  来所26件)

調停実施件数 3件

不応諾により終了した事件数 2件

他機関等へ送付 2件

私が新潟県で経験したところで、統計上、1件調停を実施する背景に10件程度の相談があると考えておりましたが、愛媛和解支援センターさんでも同様のようです。

ますますのご発展をお祈り申し上げます(^o^)

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2019年6月27日 (木)

新潟大学法学部でADRの講義をしてきました

この2週間、お仕事が立て込みまして久しぶりの投稿です。

6月18日(火)と25日(火)の2回にわたり、新潟大学法学部でADRの講義をしてきました。

講義前日には、学生の頃に戻ったのか1限に遅刻するという夢を見たワタシ(笑)

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昨年より受講者は減ったようで、感想票によれば125人が受講してくれました。

今年は懐かしい地下教室で、学生の頃をより思い出してしまいました。

昨年より人数も減り、部屋も小さくなったのでとても話しやすかったです(^o^)

どんなワークを入れようか、すごく迷ったのですが、この雰囲気ならば来年はもう少し凝ったワークでもいいかなと思ったり。

今年は、この2週間の間に、身を削られるような仕事や出来事が続いていて、                               メンタルが相当弱っていたのですが、学生たちとのやりとりが楽しくてパワーチャージできた感じです❤

特に、2回目の感想票は好意的な内容が特に多かったので嬉しく、励まされました。

中でも、4年生の学生が

「4年間で一番楽しい授業でした」

と書いてくれたこと

2年生の学生が

「私たちに問いかけを多くしてくださったり、ワークをさせてくださったりして、いつもより楽しく実体験をもってわかりやすく学ぶことができた。どんな答えを出しても拾ってくれ、肯定して下さるので怖じ気づくことなく発言できる雰囲気だと感じた」

と書いてくれたことは本当に嬉しかったです。

お陰様で、ヘロヘロのワタシでしたが明日も頑張ろう!と思えました!!

やはり人に喜んでもらえることをするのは自分のためになるんだなあと実感

今回講義を聞いてくれた皆さんの今後の人生に少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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2019年6月18日 (火)

2019 日本仲裁ADR法学会のご紹介

先日ご案内した日本ADR協会のシンポジウムの翌日7月13日(土)に

日本仲裁ADR法学会が開催されますのでご紹介

会場は、首都大学東京 晴海キャンパスです。

(私のような)会員外の方も聴講可能!

その場合、参加費は一般2,000円 学生1,000円です。

スケジュール

12:00 受付開始

12:30~14:20 個別報告

  ①スポーツ仲裁の現状と課題~仲裁機関として果たすべき役割

  ②コンフリクト・マネジメントとしての医療メディエーション

15:10~17:30 シンポジウム

  テーマ「交通事故ADRの現代的意義」
   

お申し込み・詳細はこちらをご覧下さい!

私も参加予定です(^^)

2019.7.13.pdf

 

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2019年6月16日 (日)

感情を表す言葉

NVCの基礎講座が終了しました。

まだまだ消化不良のことも多く、引き続き勉強していきたいなと思っているところです。

最後のほうの講座で目から鱗だったのは

私が感情を表現すると思って発した「情けない」という言葉は、感情ではなく”考え”ですとのご指摘を頂いたこと

ふと昨年12月に別のNVC講座を受講したときにも同じ資料「気持ち/感情のリスト」を使った時のことを思い出しました。

そのリストは未完成だということで、当時は、情けない、忸怩たる思い、ていたらくだ、                             などがないけどこれは日本語翻訳されていないから?と疑問に思っていました。

もともとNVCはアメリカ発祥で、FeelingやNeedsは翻訳されたものを(私は)使っているので。

でも違いました。

そもそも、「情けない」はべき論や”考え”から来る言葉で、その時の感情は別の表現があると。

同時に、”考え”から離れることって難しいなあと思ったり。

トレーナーの皆様は、感情やニーズを推測する言葉が自然に出てきます。

こちらは、う~~ん、と悩んだあと、これかな?みたいな感じ

しかも上滑ってる💦

これまでメディエーションの手法を説明するときに、簡単にIPI分析で「ニーズ」を探る                               みたいなことを言っていましたが、なんか恥ずかしい。。。

法律家が中心となってやっているメディエーションではNeedsの他にInterestも語られますが、                     おそらくNVCでは出てこないんだろうなあと思いました。

メディエーターは難しいなあ、まだまだできないことばっかりと思っていましたが、                             NVCを知り、また最初に戻ってやり直し!という気分でございます。

また新たな気持ちでメディエーションを学んでいきたいと思います。

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2019年6月 7日 (金)

日本ADR協会 シンポジウム「ADRはどう変わるか~IT化の可能性と課題~」の御案内

令和元年7月12日(金)に日本ADR協会主催で下記シンポジウムが開催されます。

「ADRはどう変わるか~IT化の可能性と課題~」

時間:14:00~17:00

場所:公益社団法人商事法務研究会 3 階会議室                                      

東京都中央区日本橋茅場町3-9-10 茅場町ブロードスクエア

費用:非会員は3000円

詳しくは下記案内をご覧下さい。

2019.7.12.pdf

 

ちょうど今日、NHKのニュースで裁判のIT化のことが書かれていた記事を読みました。

ADRでオンライン調停を進めていこう!と思いながらも規程修正作業などで                               モタついているうちに民事裁判のIT化が国のかけ声でスピードアップされております。

本当に時代が動くのって、早いなと感じます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190607/k10011943631000.html

民事裁判の手続きのIT化をめぐって、法務省は、4年後の実現を目標に、                              来年2月にも、民事訴訟法の必要な見直しを法制審議会に諮問する方針です。

民事裁判の手続きのIT化について、                                               法務省は、裁判を利用しやすいものにするために、                                         有効だとしていますが、今のところ、書面でのやり取りが中心で、                                      進んでいるとは言えない状況です。

このため、法務省は、今の法律で可能なものから、段階的に導入を進め、                                   2023年の全面的な実現を目標に、環境整備を進めていく方針です。

具体的には、裁判の争点の整理を効率的に行うため、裁判所と遠隔地を                                インターネットで結ぶ「ウェブ会議」などの活用を始め、                                      来年4月以降、順次拡大したい考えです。

また、オンラインで訴えを起こすことなどを可能にするためには、                                  民事訴訟法の改正が必要になることから、来年2月にも、                                      法制審議会に必要な見直しを諮問する方針です。

一方で、IT化が進んだ場合に、オンライン上での本人確認をどのように行うかや、                            第三者が、オンラインで、裁判記録を閲覧するルールをどうするかなど課題も                             指摘されています。

法務省は、こうした方針の具体化に向けて、今後、最高裁判所や                                     日弁連=日本弁護士連合会などとも協議していく方針です。

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2019年6月 4日 (火)

県民性の違い

前回の記事にも少し書きましたが

久しぶりに大阪の同期の方とお会いしました。

で、またメールしたりして。

初めて、みんなに会った時のことを思い出しました。

その時も

大阪(西日本)の方って、なんでこんなに親切でおもいやりがあるの!?と                                          衝撃を受けました。

そして、新潟県(東日本)の人って、冷たいのかも。。。

その衝撃を再び感じた先週末なのでした。

(単に、同期のみんながいい人ばっかりなのかもしれませんが。)

 

愛媛和解支援センターの皆様から教えて頂いた宮本常一の「忘れられた日本人」の中でも                         西日本と東日本の差異が語られる箇所が複数あり、大変興味深いのですが

肌感覚としても西日本と東日本で気質が全然違うなあと思います。

湿度もおおいに関係あり!と思うし。

そんなこともあり、調停人の資質なども西高東低なのでは?と思っております。

私がそんな風に思うようになったきっかけは、もしかしたら、                                      ”大阪の同期のみんなに対する驚き”から始まっているのかもしれません。

フォッサマグナって、すごいな(笑)

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