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2008年6月

2008年6月29日 (日)

新潟県司法書士会ADR研修会

新潟県司法書士会ADR継続研修会 第1回目

 昨日の研修会では、初めて丸一日、一人で講師を勤めました。

 始まる前はどうなることか?とちょっと心配でしたが、参加者もよく知っている方で、かつ、熱心に参加して下さる方ばかりでしたので、最初から和気藹々とスタートできました。

 アイスブレークから楽しんで頂き、いい雰囲気のまま座学に入ることができたので、それほど緊張せずにお話しでき、よかったなと思いました。

 午後からのロールプレイですが、これまでになく長めの時間設定だったので、相当に時間があまるグループがでるかなと懸念されましたが、思いの外、時間前に終了してしまうグループは多くなかったです。逆にじっくりと取り組めてよかったという評価でした。

 参加者が21名(当日1名欠席)とちょうどよい人数だったので、全体のふりかえりで全員の意見を聞くことができ、様々な角度からの気づきが得られたように思います。

 気になったのは、ロールプレイで全く当事者になりきれない方がいることです。早めに終了したグループには、この当事者になれない方がいらしたという印象です。

 経験上、当事者役をやってみて、調停人のことがよくわかるということがあります。当事者役が当事者役の気持ちになって振る舞うことができて初めてロールプレイが生きてくると思うのですが、「本当は相手のいうことは納得できないけど、この場では、(表面的に)妥協した」ということで、合意してしまうようです。そのため、時間も短くなる。。。

 そのような方の場合、そもそもメディエーションの目的やその手法、メディエーターになるためのトレーニングそのものに対する理解不足があるのかな、と懸念しています。

 次回、7/13は入江秀晃先生が講師です。先生には「調停人の倫理」を中心にトレーニングをして頂きます。上記の問題(表面的な合意)も取り上げて頂けるでしょうから、なお、気になっている部分が解消されそうです!!

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2008年6月27日 (金)

明日は新潟県司法書士会のADR研修会

明日は新潟県司法書士会のADR継続研修会第1回目

 ADRに関する継続研修会は、今年で3年目です。1年目に基礎編、2年目に中級編、そして今年が残りの「合意文書の作成と倫理」とロールプレイ演習です。

 1回目は、私が講師を務め、午前中に「聴く」ということの復習と「言い換えトレーニング」を行い、午後からは2つのロールプレイをして頂こうと予定しています。

 今回のロールプレイ題材は、新潟県の仲間で作成しました。これを1時間くらいかけて行い、振り返りもじっくり行おうと思っています。

 参加者は22名と昨年に比べると少なめですが、熱心に受講されている方ばかりで、今後、新潟県司法書士会ADRセンターでも活躍して下さるものと期待しています!!

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2008年6月26日 (木)

司法書士にどう伝えるか?

新潟県司法書士会の会報に載せる原稿依頼がきました

新潟県司法書士会では、年2回程度、会員向けの会報「信濃川」を発行しています。

編集委員会からADRについて記事を書いて欲しいとの依頼がありました。

う~ん、困ったな。。。原稿書くの、苦手なんです(-_-;)

とはいえ、夏頃には、ADRセンターも活動を開始するので、会員向けの広報をする必要もあり、紹介案件依頼の文書を流す予定になっているところ、会報に記事を書けば、まずは知って頂くという意味で効果は大きいのです。

県内の多くの司法書士さんは、ADRなんてお金にならないことをなんでするの?という懐疑的意見を持っている方が多いことは承知しています。どのような観点から、どういう風に伝えればいいのか悩みます。

・これまでにない紛争解決手段の1つの選択肢を示すことができる
・社会貢献活動をしていることで、司法書士制度の知名度が上がる。
・そもそも司法書士は社会に貢献する義務がある。
・司法書士のどの業務を考えても、まずは相談を受けることから始まるが、ADRを勉強することで傾聴スキルが上がり、その相談ひいては業務全般に良い影響を与える。

などかなぁ

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2008年6月25日 (水)

東日本料理学校協会の研修

夏期教員資格認定研修会に参加してきました

 6月21、22日と服部栄養専門学校で行われた東日本料理学校協会主催の研修会に参加してきました。

 私が通っている三条クッキングスクールでは、教員認定試験も実施しており、今年の3月に上級試験にやっとのことで、合格しました(^_^)v だいぶ、おまけしてもらったようですが。。
 この上級試験以上に受かると、上記研修会に参加できるようです。

 もちろん、今回が初参加でどんなかな~と楽しみにしていたのですが、13日からの名古屋、19日からの東京と、もともと体力のない私には、過密スケジュールだったらしく、体調を崩してしまい、やっとの思いで二日間聞いてきました。

 1日目は、まず服部幸應先生より「食育」に関し、ご講義があり、そのあと、協賛会社さんの商品・食品説明と有名料理人の方2名からの実技講習がありました。

 その後、試食会があったのですが、体調不良のため、欠席(;_;) 本当に残念でした。

 2日目も、有名料理人の方2名の実技講習とフルーツ学の講演でした。フルーツ学の講師は「カタオカインターナショナルフルーツ」の社長さんでしたが、消費者においしいフルーツを食べてもらいたい!!という熱い思いがひしひしと感じられる、かつ、とっても楽しめる講演でした。

 参加者は老若男女とりまぜて、250名くらいでした。皆さん、熱心に受講されておりましした。

 記念に服部先生と写真を撮って頂きました。

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2008年6月20日 (金)

早稲田総研コンフリクトマネジメント・セミナー

昨日は、早稲田総研コンフリクトマネジメント・セミナーの法律上級コースに出席しました。

講師は和田仁孝先生、会場はオフィス東京でした。

和田先生のトレーニングを受けるのは初めてでしたが、先生の温和なお人柄とウィットに富んだ話しぶりで、午前10時から午後5時まで楽しく過ごせました。

参加されていたのは、社会保険労務士さん、土地家屋調査士さん、行政書士さんなど士業の方が多く、更に裁判所の調停委員をされている方の比率が高いようでした。

ロールプレイで調停委員をやっていらっしゃる方が調停人役をするセッションにあたり、現在、裁判所の調停がどんな風に行われているかをロールプレイを通して垣間見ました。良い経験になりましたね。

私たちが目指す自主交渉援助型のメディエーションの普及はまだまだこれからのようです。

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2008年6月18日 (水)

ADRセンター設立に向けて

新潟県司法書士ADRセンター

 新潟県司法書士会で今回、メディエーターに応募して下さった方は11名いらっしゃいました。まずは、この11名プラス相談事業部の理事で新潟県司法書士会ADRセンターを立ち上げることになります。

 今度の理事会で、会長より運営委員を委嘱してもらい、対外的な呼び名も決めることになっています。

 その後、第1回のメディエーター委員会を開き、今後の活動を話し合う予定です。

 少しずつですが、新潟県でも前進しています(*^_^*)

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2008年6月17日 (火)

神奈川県司法書士会がADR認証

6月13日に神奈川県司法書士会調停センターが法務省(かいけつサポート)の認証を得ました!!

司法書士会で初めての認証です。私も、とっても嬉しいです(^o^)

神奈川県司法書士会の調停センター関係者の皆様、本当におめでとうございました!!

多くの方に利用してもらえるよう祈っています。

次は、静岡県かな~。

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2008年6月16日 (月)

全青司トレーニング受けました

全青司トレーニング受けました
全青司トレーニング受けました

14日の全青司ADRフォローアップトレーニング

朝9:30から夕方の5:00までトレーニング受けました。

まずは、アイスブレークとして「傾聴の復習」を二人組で行いました。
それから、自分のロールプレイに対する今日のテーマを1つ設定しました。

午前中に共同調停のロールプレイを1回、午後に別席を使ったロールプレイを1回行いました。

私は、一つ目のロールプレイでは、サブ調停人、二つ目のロールプレイでは当事者役(申立人)を演じました。

サブ調停人の目線だと全体が見渡せて、当事者と調停人それぞれの視線・態度や言葉などを観察できます。一人で二人を公平に扱わなければならない調停人は、本当に大変だな~と端から見て思います。

当事者役をすると、自分が調停人だったら、このようにしようというヒントが得られるように思います。調停人が発する言葉や態度の一つ一つを当事者がいかに注意深く観察しているかを実感しました。

調停人は、公平であること、プロセスを支える役割であることを常に意識して行うことの重要性を再認識しました。

講師の入江先生の言葉で、印象に残ったことがありました。

調停人だけがいっぱいいっぱいで迷っているような調停は悪い調停
当事者が迷っているのが良い調停 であると。

なるほどな~と思いました。これまでの経験上、調停人役をするときも、実際の話し合いに関与したときも、私自身が迷っていて、いろんなことが頭の中をぐるぐるしていたな~と思い返し、今後は当事者が迷ってもらえるような調停をやってみたい!と思いました。

 昨年の全青司のフォローアップ研修にも参加しましたが、毎回新しい発見があり、講師の稲葉先生、入江先生も常にバージョンアップした内容を提供して下さるので、参加してよかったなあ~と思いました。

 両先生方には、心から感謝です!!

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2008年6月13日 (金)

明日は全青司ADRトレーニングです

 明日は、朝9:30から愛知県司法書士会館で、全青司のADRフォローアップ研修会があります。新潟からですと、前日入りしないと間に合わないので、今日の夜の飛行機で名古屋入りする予定です。

 昨年10月の基礎編と今年2月の中級編の終了後、積み残しになっている部分を更に深めて考えることをコンセプトにした研修会です。

 講師は、稲葉一人先生と入江秀晃先生です。

 両先生方にはこれまでも、新潟での研修に来て頂いたり、質問に答えて頂いたりと、とってもお世話になっています。

 入江先生のブログは、いろんな情報を得られて本当に役に立っています!

 毎回、先生方のトレーニングは進化されているので、今回もとても楽しみです。

 また、全国からADRに興味がある方たちが集まってきますので、一緒にトレーニングをするだけなく、各地の状況を意見交換したりすることも非常に楽しみです。

 今回は、トレーニング終了後、トレーニング運営側の会議があります。全青司のトレーニングがこれからも実り多いものになるよう、メンバーで話し合う予定です。

 

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2008年6月12日 (木)

愛媛和解支援センター

ADR機関のご紹介~愛媛和解支援センター

 こちらのセンターは、愛媛県松山市にあります。司法書士の松下純一先生が中心となって立ち上げた機関です。今年でセンターを開設されて5周年になるそうです。

 このセンターは、自主交渉援助型のADRが日本で一番成功しているところではないかと思います。

 簡単にご紹介しますと、生活者間の民事紛争事案について、当事者の話し合いによる解決を図ることを目的として、調停システムを運営している民間の団体になります。

 調停の費用は、当事者の申し出による調査費用等の実費以外は無料です。

 また、センターでは、調停実施の他に、調停者の養成もおこなっていらっしゃいます。

 メンバーは20~30名で、司法書士のほか、いろんな業種の方がボランティアで参加されています。

 松下先生には、1度だけお会いしたことがありますが、本当に尊敬すべき人物だなという印象を持ちました。その後もお電話でお話する機会がありましたが、いつも示唆に富んだご意見を聞くことができます。先生からは社会的に意義のあることを実践されているという気概を感じます。

 新潟県で運営するADRセンターでもお手本にしたいところです。

 

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2008年6月11日 (水)

新潟県の状況

新潟県司法書士会の進捗状況

 当初、新潟県司法書士会も法務省の認証をとる準備をしていました。

 ところが、予想に反し、認証のハードルがものすごく高いことがわかりました。

 運営委員を決めたり、規則や規程作成に着手していたのですが、認証に必要な書類全てを作成するに至りませんでした。

 ADR機関として運用してみないと、どう規定して良いかわからないことも多く、途中で方針転換しました。

 認証をめざす新潟県司法書士会調停センターを別に作るのではなく、新潟県司法書士会の事業としてADRセンターを立ち上げ、試行的に運営することになりました。

 本年度のADRセンター運営開始に向けて、現在準備中です。

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2008年6月 9日 (月)

ADRに脚光があたっている理由

一番の理由は、ADR法の施行です。

 「裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律」(ADR法)が、平成19年4月1日に施行されました。

 この法律は、裁判の短所である「費用がかかる」「時間がかかる」「手続きが難しい」というようなことを踏まえて、国民が裁判以外でも「早く」「安く」「柔軟に」紛争を解決できる手段を選択できるように作られました。

 法律施行後、法務大臣による裁判外紛争解決手続の認証制度(通称:かいけつサポート)がスタートしました。認証とは、国によるお墨付きみたいなものです。かなり厳格な審査がされます。

 平成20年6月2日現在で「境界問題センターおおさか」など12の団体が認証を受け、民間のADR機関としての活動を行っています。

 同じADR機関といっても、その手続きや解決までのみちのりはそれぞれの機関で様々です。弁護士会が行っているのは裁判所の調停に近いように思います。また、日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会が行うのは、調停人が情報や力の差がある消費者側にたつ「あっせん」にちかいものなのではないかと推測します。

 全国の司法書士会でも認証に向けて準備を進めています。一番進んでいるのは神奈川県司法書士会です。神奈川県の担当者の方々から申請に関するご苦労をお聞きしているので、早期に認証取得できることを心から願っています。

 

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2008年6月 8日 (日)

薔薇を見に行ってきました

薔薇を見に行ってきました
とてもいい天気だったので、友人と長岡市にある越後丘陵公園に薔薇を見に行って来ました。

今日は入園料無料ということもあり、家族連れなど大勢の人たちがきてました。

様々な国のたくさんの種類の薔薇がキレイに咲いており、香りも良かったです。
ちょっと優雅な気分になりました。

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2008年6月 7日 (土)

ADRって何? その3

裁判所の調停とADRとの違い

裁判所の調停では

                                       
 1)裁判所の調停室(非公開)で双方の言い分をそれぞれ別個に聞きます。

 2)当事者の意見も踏まえながら、「調停委員」の方で、おおまかな(法的)判断を考えます。                   

 3)それにのっとって、申立人・相手方を説得したりして、話し合いをまとめます。

 4)話し合いがまとまれば、その結果を「調停調書」に記載します。                   

 5)まとまらない場合は、調停は終了します。                   

ADR(自主交渉援助型)では

 1)話し合いを実施するのは民間の調停センター(非公開)です。

 2)双方の言い分を、基本的には双方同席の場で聞きます。

 3)調停人は、自分の判断を示したり、当事者を説得することはしません。

 4)話し合いの結果を「合意文書」にすることができます。

 5)まとまらない場合は、ADRは終了します。

 現状、裁判所の調停は費用が安いですし、なんといっても裁判所で行われるという信頼感があるせいか、一番利用されていると思います。

 最近は、裁判所の調停も若干、考え方や運営方法が変わってきている、そして、新しく裁判所の調停委員になった方は熱心に研修を受けられている、という話もききます。
 よりよい運営がされるといいなと思います。

民間型のADRも広まるといいなと思います。

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2008年6月 6日 (金)

昨日は料理教室でした

昨日は料理教室でした

 3年くらい前から隣の三条市にある三条クッキングスクールに通っています。

 普段あまり家では、料理しないので、残念ながらそれほど上達しませんが(汗)、毎回美味しいものが食べられて幸せです(^0^)

昨日は、中華料理でした。

・鳥手羽先の旨煮
・グリーンアスパラガスのカニあんかけ
・牛肉と豆腐のスープ
・中華風和え物

どれも美味しかったです!

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2008年6月 5日 (木)

ADRって何? その2

ADRと裁判の違いについて

ここでいうADRは、自主交渉援助型(メディエーション)のことを念頭においています。

裁判では
1)当事者それぞれがこだわっていることではなく、裁判官が判断するために必要なことだけを取り出します。

2)感情の点はあまり考慮されません。

3)勝ち負けがつきますので、一方については良い結果でも、他方については悪い結果になります。また双方とも納得がいかない結果になることもあるかもしれません。裁判によりかえって人間関係の溝が深まったという声もあります。

4)基本的に、公開の法廷で行われます。

5)申立費用・弁護士費用等などがかかります。

ADRでは
1)当事者がこだわる事実を広く話し合いの中に含めることができます。

2)実際の争いでは当事者は「感情」の点にこだわっている場合が多いので当事者の感情に着目します。

3)双方が納得行くまで話し合うことを基本としています。 

4)これまでの人間関係が維持できる可能性が高くなります。

5)非公開のため、プライバシーが保てます。

6)弁護士費用等がかからない場合が多いほか、申立料が無料の機関もあります。

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2008年6月 4日 (水)

昨日は6月のADR勉強会でした

 昨日は、夜の7:00から私の事務所で恒例のADR勉強会を行いました。

 この勉強会を始めたきっかけは、私が所属している全国青年司法書士協議会(通称、全青司)が2007年2月に行った「裁判外紛争解決のための中級研修」に出席したことでした。私は2006年7月から本格的に全国青年司法書士協議会が開催するADRトレーニングに参加していたのですが、最初は全国の仲間で集まってトレーニングするのは楽しいな~という感じでしたが、中級編ではより深い内容を扱います。そして多くのロールプレイをやってみて、そう簡単にはメディエーション(ADRのうち、自主交渉援助型のことを特にメディエーションと呼ぶことにします)はできない!!と気づいたのです。当たり前ですが(汗)。。

  これは継続的に勉強しなければならない!と決意し、中級編終了後に、新潟県で行ったADRトレーニングの基礎編に参加していた地元の司法書士さん5名に勉強会をしませんか?と声をかけました。結果、全員が参加してくれることになりました。第1回目を2007年2月24日に行って以来、昨日で12回目となりました。途中、メンバーが若干変わりましたが、私を含め6名が勉強会に参加しています。
 

 参加されているメンバーは、お忙しい人ばかりです。全員が新潟県司法書士会の役員、全青司・新潟県青年司法書士協議会(若手の司法書士の集まりです)の幹事のどれか又は兼任されていて、ADRの他に成年後見・多重債務・新会社法等についても熱心に活動されています。素晴らしいメンバーに集まってもらって幸せだな~と思います。
 

 さて、昨日の勉強会は、レビン小林久子先生の新刊書「調停のプロセス」を輪読する第1回目でした。今回は私がチューターとなり、担当部分をレジュメや表にまとめ、それらを説明しながら、途中、疑問点などを議論するなどして進めていきました。私たちのような初学者には少し難しい本ですし、この勉強会では初めての試みでしたが、次回以降も頑張って続けていこうということになっています。

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2008年6月 3日 (火)

なぜ司法書士がADR?

なぜ、司法書士がADRを行うのか?

 我々司法書士は、簡裁代理権を取得する前においては、書類作成援助という形で依頼者の紛争解決に関する手続きを支えてきました。
 依頼者の望む解決はどんなところにあるのか、依頼者が何にこだわっているのか、など依頼者の話をよ~く聴いた上で、依頼者と共に歩むという姿勢を大事にしてきました。
 この当事者から話をよく聴くという習慣が、ADRを行うのに適しているのではないかと考えています。

 また、司法書士は登記を主な仕事にしています。登記の場合は、権利者・義務者双方から委任状をもらって申請します。この登記申請の場合は、双方代理(民法108条)には、あたらないとされています。
 司法書士は、登記申請の場面では、権利者・義務者双方から信頼されるよう業務を行ってきました。この点、ADRにおいても調停人(特に、自主交渉援助型ではメディエーターといいます)は、当事者双方から信頼されることが重要なので、司法書士が行うことに意義があるのではないかと思っています。

 最後に、ADRでは、最終的な合意書に法的に誤りがないかどうか、倫理的におかしいところはないか等につきチェックする必要があります。その意味で、簡裁代理権を取得した司法書士がADRに関与する意味があると思っています。

 現在、多くの司法書士がADRの実践に向けて、様々な活動をしています。その活動の様子は、今後、ご紹介していきたいと思っています。
  

 

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2008年6月 2日 (月)

「ADR」って何? その1

まず、「ADR」は、何の略語でしょうか?

 英語のAlternative Dispute Resolution の頭文字をとったものです。
 Alternative~他に代わるべき→「裁判に代わるべき」という意味です
 Dispute~争い
 Resolution~解決

つまり、「裁判に代わって争いを解決する手続き」という意味になります。一般的には「裁判外紛争解決」という訳語が使われます。

  具体的には、裁判所でも行われている「調停」に分類される紛争解決手段です。
 調停では、争いのある当事者の他に調停人が話し合いの場に同席、もしくは一方ずつの話を交互に聞くなどして、当事者がよりよい話し合いができる手助けするものです。

ADRの3つの類型

 ADR~第三者(調停人)が入った話し合いによる解決~といっても、その考え方の違いにより大きく分けて次の3つの方法があります。(この分類は、経済産業省著作の「 調停人養成教材作・基礎編  」によります。)

 ①評価型
  調停人が法律専門家である場合に、法的な判断を重視するやり方です。
  裁判のやり方に近いものです。

 当事者から出された様々な事実の中から、法律判断に必要かどうかということを判断基準として、これにあてはまる事実を抜き出します。その上で、言い分が食い違っている所を探り出し、争点を明確にして、調停人が証拠や法律判断によっておおまかな妥結点を探ります。その結果を踏まえて調停人が当事者を誘導したり、説得したりして当事者の納得する解決に導こうとするものです。 

 ②自主交渉援助型
  調停人が法律専門家である場合もそうでない場合にも共通し、当事者自身が争いを解決する能力を引き出し、当事者自身による自律的な解決をサポートするやり方です。

 調停人は、当事者の話を聴く姿勢を大事にして、その話の中から、当事者がこだわっている事実を見つけ出します。更に、調停人は当事者の本音を聞き出し、その話の中から以下のような分析を行います

 ⅰ)この問題に対する「課題」は何か?
 ⅱ)一方が他方に対して要求していることは何か?
  ⅲ)当事者の利害は何か?

  つまり、当事者の話の中から、争点・主張を見つけ出し、その背後にある当事者の利益・価値を分析し、当事者が本当に望んでいることは何か?を探って検討していく流れをたどります。そして、最終的には当事者双方が納得する解決を当事者自身から出してもらおうとするものです。

 ③妥協要請型
  当事者の言い分の中間的解決を図ろうとするものです。

  評価型ほど調停人は、当事者の話し合いに介入しませんが、調停人の個人的な威信や当事者が調停人に対して持っている信頼感などを背景に、アドバイスをしたり、説得を試みたりします。一見丸く収まったように見えますが、実はその紛争の本質には踏み込まないような形で決着してしまうことがあります。

 一般的に「調停」といえば、①や③のようなことを想像されると思いますが、私や私の仲間が目指しているADRの形は②の自主交渉援助型になります。
    

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2008年6月 1日 (日)

ブログ始めます

 新潟県で司法書士をしております関川治子と申します。

 通常の司法書士のお仕事の他、司法書士によるADR(一般的に「裁判外紛争解決手続」と訳されています)を広めたく、メディエーター(調停人)のトレーニングを受けたり、ADRセンターの実現に向けた活動をしています。
 新潟県における活動や全国で頑張っている仲間の司法書士さんの活動などをご紹介しながら、まだよく知られていない「ADR」について書いていきたいと思います。
  ADRだけで話題がもつのか?!という不安もありますので、ときには、日々の司法書士業務のことや個人的に興味のあることも織り交ぜていきたいな~と思っています。
 よろしくおつきあい下さい。

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