« くずまんじゅう作ってみました | トップページ | 愛知昭和会の会報に記事を載せて頂きました »

2008年9月 3日 (水)

なぜ自分の事務所だけでADRをしないのか?

にいがたADRセンターのパンフレットを作成しています

その作成過程で質問がきました。

1.なぜ、司法書士がADRをやらねばならないのですか?
2.なぜ、認定をとりながら、裁判ではなく、ADRなのですか?
3.なぜ、関川さんが一人でやらずに、本会主導で立ち上げるのですか?
4.関川さんが、個人事務所で、話し合いをさせるのと何が違うのですか?
5.なぜ、(ADRを)出張しなければならないのですか?

1.については、よくある質問。このブログでも2回ほど書いています。

2.については、裁判について否定している訳ではなく、依頼者自身がADRを選んだ場合にそれを提供するだけのことだと思っています。「調停のプロセス」でも、はじめの挨拶で裁判をする権利を失うことはないと説明する記述があります。

3.と4.には体中の力が抜けた感じです。

青司協や全青司そして日司連とそれぞれの組織で、ADRの有用性とそれぞれの団体の特性を活かしたそれぞれのADRの実践過程を見てきました。

これまでADRの普及に努力された方々も、この言葉を突きつけられてきたのでしょうか?

青司協でも実施ができなかった段階で、勉強会の仲間内にて、自分の所にきた案件でADRをしたらいいのではないか?というものがあったら、それを別の仲間に紹介して、ADRを実践してみるという試みはありましたが、現実に事例が挙がってきませんでした。

一方から法律相談を受けた私が、そのままその当事者に対し、ADRを行うことは倫理上不可能です。一方の立場に立って行う交渉とは違います。

つまり、ADRは一人ではできません。

もしかしてこの質問は、多くの司法書士が感じていること、「ADRなんて意味がない、やりたければ一人でやれ」ということを代弁しているだけなのかと、思わずにはいられませんでした。

5.については、単純に利便性、当事者サービスの観点です。

先日の新潟県司法書士会で行ったフォローアップ研修でも、入江先生から出張ADRにつき、コメントがあったので、それに出席していた方には、共通認識だと思っていました。

しかし、5.のような疑問が出ることからも、人間の理解の誤解は、様々な点で、様々な方向に働くのだなと改めて思いました。

|

« くずまんじゅう作ってみました | トップページ | 愛知昭和会の会報に記事を載せて頂きました »

ADRの実践」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« くずまんじゅう作ってみました | トップページ | 愛知昭和会の会報に記事を載せて頂きました »