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2009年1月28日 (水)

雇用環境に関する相談はどこにしたらいいのか?

市町村の無料相談その他で、労働問題について相談を受けることがあります。例えば、職場のパワハラやいじめでうつ病になって、解雇されたが、何らかの請求ができないか?などです。

その背景には、「職場の雇用環境の問題」があります。

私が住んでいる燕市には、零細企業が多数ありますが、資金繰りに必死で、経営者の方も職場の雇用環境にまで手が回らないことが多いように思います。更に言えば、従業員数名の会社のワンマン社長という場合、社長自体がパワハラの当事者だったりします。

一方、かなりの規模の組織でも、職場のいじめによる人間関係やセクハラ、パワハラに対する取り組みをしているところは少ないようです。

これからもその職場に勤めたいが、人間関係や職場の環境を改善してほしい、というような相談の場合、一体どこに相談したらよいのかな?と思うのです。

組合がある場合、組合に言って、「労使交渉してもらう」でしょうが、組合がない場合(大多数の中小零細企業はそうでしょう)や動かない場合は?

当該会社から頼まれている社会保険労務士さんは、会社側でしょうから、いくら労務関係に精通していても、中立ではないし、相談もできないでしょう。

やっぱり、弁護士さんに依頼して会社側と交渉してもらう??になるのでしょうか。

全国社会保険労務士会連合会が認証をとった「社労士会労働紛争解決センター」を運営されていますが、かなりの確率で弁護士さんが共同調停することになるのではないかと思います。HPを見ても線引きがはっきりしません。。。

私見ですが、労働者側の事情の共通点としては以下のことがあるように思います。

1.おおごとにしたくない、裁判所などもってのほか(話が大きくなって職場にいずらくなる  のを恐れる)

2.弁護士さんは敷居が高く、相談できない

3.金銭的な余裕がない

労働者と使用者の間の雇用環境に関する問題の解決は、ADR(メディエーション)に向いていると思うのですが、金銭に算定できないので、司法書士の代理権の範囲を超え、必ず弁護士業務になってしまいます。

価格がない紛争で比較的軽微な事案を司法書士ADR(メディエーション)で行うことができないのが非常に残念です。

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コメント

職場環境/人間関係こそメディエーション。是非応用して欲しいと思います。ADRとか「労働者の権利」「経営者の思惑」の対立姿勢になるから難しくなってしまう・・・というのどうでしょう?
人間関係が良くなると職場の雰囲気が良くなる、ばらばらだったものがまとまると当然作業効率も良くなり、会社の利益につながる。社長さんもハッピー。
ここで求められるのは、司法書士さんでも弁護士さんでもない、メディエーターだろうと思います。零細企業なら余計関係者全員が揃いやすいでしょうし、全員の問題として課題を共有しそのために何ができるか話し合ってみては・・・どうでしょうか? ”現場は厳しいんだ”と突かれると、すみません、と引き下がりたくなりますが、敢えてコメント入れました。是非、メディエーション試してみて欲しいです。

投稿: 草の根メディエーター | 2009年1月29日 (木) 13時45分

ERIKO サマ

コメントありがとうございました(^o^)
とても貴重なご意見です。現在の活動の中では、ADR法28条と弁護士法72条のからみがあり、司法書士会でメディエーションを実施することができません。

そうなると、このような人間関係をメインにおいたメディエーションを実践するには、おっしゃるように司法書士を離れて、ERIKOさんたちのような市民団体との連携が重要になってくると思っています。

今後ともよろしくおつきあい下さいませheart

投稿: せきかわ | 2009年1月29日 (木) 14時28分

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