3月9日(月)に四谷の司法書士会館で前日に引き続き、マイケル・リンド氏の講演がありました。
こちらは、JMC主催で「メディエーションのアレンジ方法~申込みから同席へ」という予告でした。
朝、行ってみると机がスクール形式なので、午前中は座学で、午後から何かトレーニングがあるのかな?と期待していたのですが、残念ながら、マイケル・リンド氏からのトレーニングはなく、若干グループディスカッションがありましたが、ほぼ話をお聞きするという内容でした。
主な話題としては、ADRグループが行う「メディエーションの5つのステージ」の説明と「ケースマネージメントの5つのプロセス」についてでした。
興味深いのは、調停は事前準備が大切ということで、かなり事前情報を収集していることです。交渉をしていく上で起こりうるリスクは何か?というようなことまで確認しておくようです。
それから調停開始前に、実際に調停を担当するメディエーターと当事者が面談し、In-take Meeting(スペルが合っているか不安。。)をするというのです!しかも別席のようです。
ケースマネージャーは調停の手続き的な説明をするだけのようです。
お話しを聞いていてよくわからなかったのですが、ケースマネージャーはメディエーターに(法的なものを含め)事前情報をあまり教えないとのことなのですが、In-take Meeting をするということになると、メディエーターは調停の前に相当事情を知っていることになるのではないでしょうか?
「調停のプロセス」でも「効果的な調停実施に向けて」の項に「調停を選択させるための戦略」と「情報の収集と分析」という記述がありますが、メディエーターは偏見などをもたないように調停の場で初めて詳しい内容を聞くというようなやり方は、実はあまり実施されていないのかな?と疑問がわきました。
それから、ADRグループでも、ポリシーを理解してもらい、承諾してもらった上で調停を実施するようで、「同意書」をもらうとのこと。
商事案件は(長文で専門的な)同意書をもらうは簡単であるが、近隣・家事案件は(短く、平易な文章の)同意書をもらうのが難しいとのことでした。
後者につき、もらえない比率はどのくらいか?との質問にお答えがなかったので具体的な数字はわかりませんが。
イギリスにおいても、事案として難しいのは商事より家事・近隣なのかなと思いました。
思えば、ADRの活動を開始したのちに来るのは近隣事件ばかりで、非常に苦労してきましたが、やっぱり難しかったんだなあ~と今更ながら思います。
終了後に、参加者全員に修了証がマイケル・リンド氏から手渡されました
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