« 地元三条支部での相談技法研修 | トップページ | 家族の使い込み~成年後見 »

2009年3月24日 (火)

有料か無料かで変わる

昨日の三条支部研修会について、引き続きまして今日も書きます。

気になった発言がありました。それは、日司連作成のDVDにある「悪い例」を見てもらって皆さんに意見を出してもらうグループワークをする時にでた質問で、「これは無料法律相談ですか?有料相談ですか?」というもの

無料法律相談なら、こういうのもあっていいという趣旨の発言でした。

以前、メディエーションの前提として無料相談を受けている方が、的確なアドバイスを受けていないのではないか?との記事を書きましたが、相談の態度においても、差をつけられているということですね。

確かに、相談者の態度としても、相談料を払う覚悟で予約をされてくる方と無料相談電話をかけてくる方では、前者の方がこちらも話しやすい、ということはあるでしょう。個人的にも無料相談電話でイヤな思いをすることがたびたびありました。

ある意味、この発言は正直なのだと思います。

私は、新潟県司法書士会や市町村など、ボランティアでの無料相談以外は、原則、相談料を頂戴していますし、専門家として費用を頂戴すべきだと考えています。

昨日は、有料無料については、考慮せず相談技法の研修として考えて頂きたいと言うにとどめたのですが、自分の中で、何かもやもやしたものが残っていました。

しかしながら、タダだし相手の態度が悪いからこちらも悪くなると言うのでは、プロフェッショナルと言えないでしょうし、そのような態度を続けていれば市民からの評価は下がる一方で、司法書士の将来は危ぶまれることでしょう。

また、”伝統的な”司法書士は知らないことを「教えてやる」、悪い態度には「説教すべき」という「上から目線」が染みついてること、そして、そのことが正しいと信じていらっしゃることことも事実ですが、ADRのトレーニングを受けた方には、その点に疑問を持っていただければ思います。

個人的にも相談に接する態度は、気をつけなければと改めて思いました。

星野欣生先生の「職場の人間関係づくりトレーニング」の中で、「気づきのメカニズム」という話があります。

「気づきが起こるためには、まずその前状態になる何らかの体験が必要になります。」

「変化のためには、今の安定状態をぐらぐら揺り動かすことをしないと、停止状態になってしまいます。」

「ぐらぐらと揺り動かす、いわば、今の状態を解凍することによって気づきへのレディネスをつくることになるのです。」

今回の研修では、気づきへのレディネスをつくることができなかったことも、うまくいかなかった原因の一つかなと感じています。

|

« 地元三条支部での相談技法研修 | トップページ | 家族の使い込み~成年後見 »

ADRトレーニング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/516176/44451114

この記事へのトラックバック一覧です: 有料か無料かで変わる:

« 地元三条支部での相談技法研修 | トップページ | 家族の使い込み~成年後見 »