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2009年7月18日 (土)

新しい最高裁判決

平成21年7月14日に過払いについて、新しい最高裁判決がでました。

判決の要旨は

『期限の利益喪失特約の下での利息制限法所定の制限を超える利息の支払の任意性を否定した最高裁判所の判決以前に貸金業者が同特約の下で制限超過部分を受領したことのみを理由に,当該貸金業者を民法704条の「悪意の受益者」と推定することはできない 』

借り手側には不利な判決です。

この背景には、この悪意受益者の利息のおかげで、借りたお金と返したお金の差額以上にお金が返ってくる方がいるということがあります。サラ金から借りたお陰で得をするのです。

そして、この判決を見たときに、裁判官は、苦境に立っているサラ金を気の毒に思っているのではないか?そして弁護士・司法書士に対して、むやみにお金を取り戻すのを差し控えるように!と言われているような気がしてしまいました。

電車の中吊り広告・テレビコマーシャル・新聞広告・HPで、弁護士・司法書士の広告を目にします。しかも、そういう事務所は、これまでサラ金被害者救済活動に携わっては来なかったのではないか?と思われる事務所ばかり。。。

悪質な提携・整理屋事務所、もしくはぼったくり事務所に行ってしまった債務者の方の二次被害の報告もされているようです。

労働問題・消費者問題に詳しい静岡の赤松司法書士さんはブログで、司法書士の広告について苦言を呈していらっしゃいます。

司法書士の広告が一概に悪いとは言えませんし、各司法書士も事務所経営は大事なのでお金儲けが悪いとは言いませんが、法律に携わるものとしての倫理観が欠如していては問題なのではないでしょうか?

それから、最近は司法書士の新人さんでも各種勉強会に出席されなかったり、各司法書士会が行う相談会事業などに不参加という方も多く残念に思っております。

経済活動の他に、社会貢献活動も併せて行っていかないと、社会から必要な職能であると認めてもらえなくなってしまうのではないかという危惧を感じます。

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コメント

>経済活動の他に、社会貢献活動も併せて行っていかないと、社会から必要な職能であると認めてもらえなくなってしまうのではないかという危惧を感じます。
まったくそのとおりですね。
「プロボノ(Pro Bono)」という概念がよい切り口になるのではないかと思います。
士業の皆様方の場合、「ボランティア」という言葉よりも、社会的な責任ある職業と言う誇りと義務をこめて「ブロボノ」という言葉を社会貢献活動に使用したらいかがでしょうか。

投稿: ファシリテーター吉崎 | 2009年7月18日 (土) 22時29分

 いつも楽しみに拝見させて頂いております。
ファシリテーター吉崎様のコメントの中にあります、
「プロボノ(Pro Bono)」という概念について、
もし、よろしければ、ご教示を賜れますようお願い申し上げます。

投稿: ブログ「ADRな日々」のファン | 2009年7月19日 (日) 23時44分

吉崎さん
コメントありがとうございますhappy01
そして、応援メッセージもありがとうございました。

ブログ「ADRな日々」のファン  さんもコメントありがとうございます。
ファンがいるなんてsign01嬉しい限りです。ありがとうございますhappy01

実は、私の所属している全青司では「プロボノ委員会」というものもあり、委員の皆さんは、熱心に活動しております。

今年の6月には北海道で「法律家過疎地における消費者被害防止・回復事業」を行ったりしております。

しかしながら、私自身は「プロボノ」という言葉は使いますが、その意味については、深く調べたことがないというのが事実です(汗)

ウィキペディアによれば・・・
弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動をいう。弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などがある。プロボノ(pro bono publico)はラテン語で「公共善のために」を意味する。

私は、社会のために役に立つことを無償で行うことだと思っておりました。

吉崎さん、補足お願いします!!

投稿: せきかわ | 2009年7月21日 (火) 14時34分

>プロボノという概念
ふられたファシリテーター吉崎です。
その言葉を知ったのが映画「I am sam」の中で、知的障害を持つサムが、障害を理由に州がサムから一人娘の養育権を剥奪しようとした裁判に望むため、評判のよろしくない辣腕女性弁護士に弁護を懇願する場面でした。
たぶん「ボランティア」という言葉と対比してみるとその概念が理解できるかもしれません。
キーワードは「社会的に責任」だと思います。
私がお手伝いできることはここまででしょうか。
「教えない教え方」で理解を支援するのがファシリテーターですのでご理解下さい。

投稿: ファシリテーター吉崎 | 2009年7月24日 (金) 22時37分

 関川先生、吉崎先生、ご回答を頂戴致しまして有難うございました。
プロボノって何だろうって、ずっと思っていたのです。私が
初めてこの言葉を聞いたのは、
全青司の活動で、離島に法律相談を実施しに行かれていた先生からでした。
ご回答のこと、本当に有難うございました。

投稿: ブログ「ADRな日々」のファン | 2009年7月28日 (火) 00時50分

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