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2009年8月29日 (土)

男女差と年齢差

昨日の新聞各紙にも取り上げられていましたが、まだ隣人トラブルで殺人が起こりました。

長野の事件、初めて裁判員裁判になった事件、そして今回

長野の事件の際にも感じましたが、やはり隣人トラブルは難しいなという印象です。

2年前から新潟でADRを開始した時から持ち込まれる事件の大半は隣人トラブルでした。

実践をする前は、隣人トラブルはADRに向いていると浅はかな考えを持っていましたが、自分がいざ、本当の事件にメディエーター等として関与してみると安易にそんなことを言えないことを痛感しました。

隣人トラブルの場合、当事者の間に起こるあつれきやもめごとが一つではなく、長い間に蓄積され、誤解が誤解を生み、不信感の固まりとなっています。それを数回の話し合いで解決するためには、ケースマネージャー・メディエーターによほどのスキルが要求されるなと気を引き締めた記憶があります。

また、当事者の人間性にも大きく左右されるでしょう。

不本意ながら、私自身が紛争に巻き込まれ、相手方と対話する場面がありました。

相手が私に対する不信感を持っていると、私が何を言っても、真意が伝わらず、全く意図しない解釈・返答が帰ってくることを身をもって体験しました。

相手は、自分の考えに固執し、それ以外の言葉を投げかけても全く受け入れられないようです。

そのような時に、メディエーターが私の言葉を代弁し、相手に伝えたならば、(その言葉を発したのが私でなくなるから)私の真意は伝わるのでしょうか?

それとともに、ハーバード流交渉術に載っている交渉のスキルとしての「事前に友好関係を築く」ということの重要性です。また、鈴木有香先生の著書「交渉とミディエーション」の中でも触れられている「ラ・ポール(信頼)の形成」ということもあります。

これらの重要性を実感・体験しました。信頼を形成していない状態の話し合いは、困難です。

更に、当事者といえば、「高齢の男性」の難しさを感じております。

先日の事件でも、被告は、高齢で一人暮らしの男性でした。

これも主観でしかないのですが、高齢の男性は自分の考えに固執し、他の考え・選択肢を考える余裕が少ないように感じます。私が扱った実際の事件でも感じます。

カウンセリングの勉強をした時に、男女におけるアプローチの違いを勉強したため、それがベースになって男女差が気になるのかもしれませんが。

裁判所でも、民間でもいいのですが、当事者の年齢と性差を反映させた調停結果の研究みたいなものが存在しないでしょうか?

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