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2010年3月25日 (木)

サラッとかかわる

今年の会員研修会の1つに、自殺予防に関する内容が予定されています。

県が自殺予防に本格的に取り組みを始めており、司法書士会も新潟県の自殺対策協議会のメンバーになっています。

上記研修はその一環です。

私は、本会の研修部にいるので、講師の選定や内容について県の担当者と打ち合わせることになっていました。

ちょうど、昨日、県の担当者の方(精神保健福祉課)とコンタクトがとれたので、無料相談やADRに現れる”難しい人”への対応を聞いてみました。

生活の乱れや崩れのない人格障害(パーソナリティー障害)の方の場合は、その家族から問題行動について相談があれば、福祉センターの方へつなげることができるだろうが、本人が家族に隠して行動したりして、家族からの相談がないような場合は、そういう人を医療につなげるのは非常に困難であること。

統合失調症などのように生活に崩れが出るようなケースだと(精神科の)治療の効果はあるだろうが、生活に乱れのない人格障害の場合は、治療の成果もあまり期待できない。

あちこちの無料相談などに相談に行っている場合には、それぞれが「深みにはまらないように」サラッとかかわること。

そういう対応をすると、法律家など(県の担当者の中にもいらっしゃるそうですが)で正義感を持った人が、薄情だ!と言われることがあるとのことですが、決してそういうことではない。そういう風にあちこちに行くことが、本人の生活の一部だと思うこと。

仮に、ADRの申込みがあった場合や後日そのことがわかった場合には、断ってもらうことがいいとおっしゃっていました。

やっぱりそうなんだな~と思いました。

全青司の事例検討会では、そもそも長い間紛争状態にある人は多かれ少なかれ、精神的に問題を持つ人が多い、そういう人を排除するようなことはいけない、勇気が足りない、みたいな雰囲気になり、個人的には、そういうことじゃないんだけどな~とずっと違和感を持ったままでした。

司法書士の中では、なかなか、さらっとかわす方が良いということは理解されない一方、カウンセラーの方や心理学に造詣のある方たちと話すと、難しい人の問題の場合には、メディエーターが対応するケースではない、ということをすぐに理解してくださいますので、どうしたものか?と悩んでいました。

自分に勇気がないのか。。。とも悩んでいましたが、ちょっと安心しました。

今回、精神保健福祉の専門家の方からのアドバイスをお聞きし、違和感が解消されました。

だからといって、難しい人を全て排除すればいいと考えているわけではありません。ADRを実施してもよいケースもあるでしょう。

ただ、人格障害が疑われるケースは、サラッとかわさないと、メディエーターのメンタルヘルスに悪影響を及ぼすこともありうると懸念しています。

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