インターネット情報の購入による悪質商法に注意!!
新潟県の消費生活センターから今年6月分の相談事例集計を頂きました。
集計表はこちら 「2010.6_soudan.pdf」をダウンロード
相談件数第1位は「インターネット情報」でした。
出会い系サイトの情報やパチンコ必勝法、競馬情報など最近増えているなと実感しています。
この問題の難しいのは、クレジットカードを使うときに、悪質業者はクレジットカード加盟店になれないため、オンライン決済処理に関する事業代行事業者を間に挟んでくることなのです。
決済代行業者も怪しいところが多く、連絡がつかなくなったりします。
クレジット契約を取り消したい場合は、「チャージバック」をしてもらうことが多いようですが、カード会社の多くは、契約から3ヶ月以内という暗黙のルールがあるようです。
全然利用していないのに請求書が来た、というような場合は3ヶ月以上経過しても認められる場合があるようですが、そうでないとなかなか難しいのが現状です。
特に競馬情報なんかは、「本人の利用はあり、情報は渡した」という反論が出されます。
実際、被害にあった相談者も、後ろめたい気持ちがあるので、なかなか言い出せなかったりして、泣き寝入りも多いでしょう。
そんなことを背景にますます悪質業者がのさばるようで、悔しい気持ちになります。
昨年改正された「割賦販売法」では、決済代行業者の規制は難しく、今後の課題です。
本当に悪質商法と法律改正っていたちごっこです。
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