« ペンギンが好きです | トップページ | 昨日はお手軽惣菜でした »

2010年8月25日 (水)

三条市主催 自殺予防シンポジウム

昨日、25日は、燕三条メッセピアにて三条市主催の「自殺予防シンポジウム」がありました。

このシンポは、新潟県司法書士会も末席ながら後援しているようで、会からの案内で知りました。

第1部は、新潟県精神保健福祉センター 参事の櫛谷晶子さんの講演

新潟県がこれまで行ってきた対策の変遷と今後のネットワーク作りについてのお話でした。

第2部は、地元で自殺予防関連で活躍されている方たちのリレートークでした。

新潟いのちの電話 事務局長さん、田上診療所の七里雅男先生(精神課ドクター)、三条市消防本部の救急救命士さん、三条市若者サポート活動をされている方、弁護士の中澤泰二郎先生より各15分ずつ、それぞれのお立場からのご意見をお聞きしました。

特に、七里先生からのお話は具体的で、今後の参考になるものが多かったです。

例えば・・・

・診察した段階で「死にたい」と訴える方は、基本的に即入院。しかし、医療機関はどこも一杯でなかなか入れない現状があること。そして、入院に際し本人の保護義務者の同意が必要な場合でも、その同意が得られないケースがあること(同意をしないというのは、家族が精神病院に入る事への強い抵抗感から)

・本人の行動から自殺を察知すること

 ふだん会合に行くことはないのに行く、親戚への挨拶回りをする、感謝の言葉を言うなど

・嫁姑問題でうつ病を発症したケースでは、当該嫁の夫が、自分の母親に味方することが多い。家族全体の人間関係調整が必要になる。

・産後うつの場合は、完全に治るまで実家へ帰ってもらう。

・老老介護の場合で、介護者がうつ病になった場合は、すぐに介護されている方を施設に預けるように手配する。

・「会社員」と「主婦・自営業者」がうつ病になった場合で、治りにくいのは後者。後者は十分な休養をとりにくく、早く治りたいと焦り、死を誘ってしまう。

・職場の配置転換もうつ病の危険(50歳を過ぎると適応能力が落ちる)

・「民間企業」「公務員」でうつ病が発症したケースを比べると、前者は(会社に)余裕がないから離職せざるを得なくなることが多い。

・うつ病等は法律と密接な関係がある。離婚・多重債務・経営不振などの事情が大きく影響する。

それから、救急救命士さんの「現場」のお話も身につまされました。”災害現場”という言葉を使っていらっしゃったことが印象的でした。

また、他の方からは、世の中の事象の中で、自殺ほど「誰にとっても良いことがない」事象はないだろうというご意見には強く同意しました。

2時間のシンポジウムでしたが、得るものが多い充実した内容でした。

新潟県司法書士会からの参加は私とKさんだけでしたが、もっと多くの方に聞いて頂きたかったなとも思いました。

 

 

|

« ペンギンが好きです | トップページ | 昨日はお手軽惣菜でした »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/516176/49246278

この記事へのトラックバック一覧です: 三条市主催 自殺予防シンポジウム:

« ペンギンが好きです | トップページ | 昨日はお手軽惣菜でした »