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2010年10月19日 (火)

世界を知る力

新聞の書評で好評だった寺島実郎の「世界を知る力」(PHP新書)を読んでみました。

読み進めるに連れ、驚きの連続

知らないことが多いことと、今までの常識のいかに疑わしいことか!

・ロシアとの外交の歴史

・大中華圏の実態

・ユニオンジャックの矢(イギリスの影響力の強さ)

・日本の外交力の低さ

などなど

世界に対するモノの見方が変わったのと同時に、寺島氏のメッセージに強く共感しました。

・膨大な情報を得ることができるようになった反面、体系化した情報から遠ざかり、情報の相関関係が見えなくなっている。

・断片的な知識を様々な相関関係を見いだすことにより、全体的な知性への変化していく過程の作業が必要。それが「世界を知ること」にもつながる。

・書籍を読むことが大事。一方、街に出ることも大事。

私は、いままで知識の習得に追われて、それを取り込み、応用し、それらについて深く思考するというプロセスが少なかったように思います。今後の課題として、”深く”考えるプロセスを追加できるように努力したいです。

メディエーションに共通するなと思ったのは、「agree to disagree」の章です。

「自分たちが有している歴史認識とは違う捉え方が、他の国民・民族にはありうるということ、世の中にはさまざまなものの見方や考え方があるということを知ってほしい。賛成はできないけれども、あなたのものの見方、誠実に物事を組み立て考えてみようという見方については大いに評価する、という姿勢が外交においても、国際社会を個人として生き抜く上でも大切」

これを「agree to disagree」の関係というそうです。

国際社会でなくても、どこにおいても必要な考え方だと感じました。これができるようになると成熟した社会になるのだろうな~。

最後に、寺島氏の心の中のメッセージであり続けた「マージナルマン」についても書きます。

「マージナルマン」とは、境界人という意味で、複数の系の境界に立つ生き方という意味で、「ひとつの足を帰属する企業・組織に置き、そこでの役割を心を込めて果たしつつ、一方で組織に埋没することなく、もう一つの足を社会に置き、世界のあり方や社会のなかでの自分の役割を見つめるという生き方」だそうです。

司法書士業務にも邁進し、その中だけで完結するのではなく、社会貢献・活動もできるようになりたい、正に私の希望にも合致する姿勢でした。

本を読むことの素晴らしさを実感させてくれた良書でした。

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