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2010年11月 9日 (火)

改正貸金業法~11/8のNHK「あさイチ」

昨日の朝、NHKの「あさイチ」を見ました。

テーマは、”お金が借りられない!~貸金法改正5か月 主婦たちの悲鳴~”

事前に弁護士さんも司法書士でも、この番組に協力した形跡はなし。

通常は、○○弁護士さんが出ま~す、とか、△△司法書士が出ま~す、見てね!というアナウンスが、メーリングリストとかで回りますが、今回はなし。どんな内容かと思って見ていました。

感想はズバリ、がっかり。。。

しかも、間違った情報や誤解を生む内容満載でした。

改正貸金業法の主な内容は以下のとおりです。

1.上限の金利が低くなりました

2.借入をする方の収入金額を確認されることになりました

3.借入をする方の年収の1/3までしか借入ができなくなりました

4.「配偶者貸し付け」制度ができました。→借入をする方に収入がない場合、その配偶者の収入や借入に対する同意、婚姻関係を証明する書類などを提出すれば、借入ができるようになります。

 ところが大手のクレジット・消費者金融で、「4」の配偶者貸し付けについて、実施しないと表明しているところがあります。 

 つまり、専業主婦(収入がない場合)で、夫に内緒で借入をしているようなケースは、様々な問題が出てきます。

 ここで、これを機会に法律専門家に相談に行きましょう!となるのが普通だと思うのですが、

 あさイチでは、家計費が足りなくて、夫に相談することができない主婦が借金返済のために風俗に行く、というようなことを紹介していました。

言語道断punch

 なぜ、弁護士会や司法書士会、各市町村、財務事務所、労金などでやっている無料相談窓口を紹介しないのか?

 住宅ローンの返済のために、サラ金から借金がある場合、任意整理や住宅ローン特則付き民事再生があるという紹介をしないのか?

 ここからは、私見ですが、当事務所の依頼者で、依頼するまでの間に家計簿をつけていた方は皆無です。司法書士の債務整理作業で必要なのは、依頼者に家計簿の付け方と家計管理の仕方を教えることです。

 多くの依頼者の携帯電話請求額が高額だったり、我慢することが苦手なようで、倹約しているつもりでも、うまく行かないケースが多いのです。

 借金のない生活を目指すために、これまでの生活を見直す過程が大事なのですsign03

 そういうことをすっとばして、改正貸金業法で、ヤミ金が潤っているみたいな方向へ持って行くのは、腹立たしかったです。

 NHKという信頼をバックに、こういう情報を流されると、この誤解を解くのが大変です。

 より一層、司法書士会でも無料相談の窓口の広報をしなくてはいけませんねsign03

 新潟県司法書士会 多重債務ホットライン

 月~金 10:00~12:00 13:00~16:00

 電話番号 025-225-9333

 

 

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