頼む側の苦労
司法書士をしていると、様々や役職や仕事が回ってきます。
若手青司協の幹事、県会の理事、支部の役員、リーガルサポートの役員、その他単位会でやっている各種委員会の委員、全国的には、全青司の幹事、日司連がやっている事業の委員などなど
昔に比べて事業が増えているのと同時に司法書士を取り巻く経済環境が厳しくなっているせいか、引き受け手を捜すのが本当に大変です。
と同時に頼む側を見てみると・・・
頼む側は能力が高く、気持ちに余裕もあり、チャレンジ精神にあふれているなど、やはり通常人と一線を画していると感じます。(誤解があってはいけないので。関川は除きます)
ここでよく言われる「2・6・2の法則」を思い出します。
組織の中で、上位20%が高い生産性を上げ、中位60%はどちらでもない、下位20%は積極性もなく成果も上がらないという経験則。
上位20%がいなくなると、残った8割のうちでまた上位20%が出てきて、結局は残った80%がまた2:6:2の割合に分かれるというものです。
司法書士会でも当てはまるような気がしています。
20%の人がいくつもの会務をこなし、会をひっぱる。
そしていつも頼む側に回っている。
しかし、会務はなかなか引き受け手がいない。。。
人間というのは、「断られる」というのがとても苦痛のようです。今年参加した鈴木有香先生のトレーニングでも、それを実感するワークをしました。
頼む側はほとんどの場合、断られていると予想します。これってかなりストレスになるはずです。私の周囲にいる優秀で頼む側の皆さんのメンタルヘルスは要注意でしょう。
一方、断る方も忸怩たる思いがあるのではないか?と思うわけです。
できる司法書士を目の前にすると、劣等感にさいなまれてしまうというか。。。
人間だれしもそういう感覚ってあるんじゃないかな
こういう状況にならずに、うまく頼む・頼まれるという関係ができるには、どういう工夫ができるだろうとか考えてしまいます。
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コメント
せきかわさん、いつも頼む側お疲れ様です(^_^;)。
確かに上位20%がいなくなれば、残りの80%から上位20%が出てくるというのは実感としてあります。
これを突き詰めると、ほとんど全ての人達が他にやる人がいなければ、自らやるということになりますね!
つまるところ誰でも上位20%になりうるというのであれば、会務などは、くじ引きで決めてしまっても良いのかもしれません。
ほとんどの人は、「自分がやらねば!」と真剣に思えば、能力を発揮しますしね(^^♪
投稿: AKAMATSU | 2011年8月 2日 (火) 14時11分
AKAMATSUさん、こんにちは
早速のコメントありがとうございます。
頼むことも多いのですが、優秀ではない関川です。
頼むという点では、静岡方面の皆さんの方が多いと思いますよ!!
そしてげんなりしていませんか(笑)
商品売り上げでも上位20%が売上げの多くを占めるらしいです。しかしだからといって商品数を減らしてはいけないそうです。
できるだけ多くの方に少なからず参加してもらって、誰かが抜けたときにすっと、後が決まるというのが理想ですね。
投稿: せきかわ | 2011年8月 2日 (火) 14時27分
最近、チョー忙しかったので、
関川さんのブログで癒されようと思ったら、
この記事でした。
ちょっと、考えさせられますね。
投稿: かわさき | 2011年8月 2日 (火) 21時13分
かわさきさん、お疲れ様です。
癒し系になれずスミマセン
かわさきさんは、今新潟県で最も忙しい司法書士の一人だと思うのですが、ストレスは大丈夫ですか?
この記事は、ツイッターとかブログを読んでいて、人に何かを依頼するのに困っている人多いな~と思ったことから書きました。
物議をかもしたりしたら、ごめんなさいです。
投稿: せきかわ | 2011年8月 3日 (水) 09時24分