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2012年8月17日 (金)

二弁フロンティアを読んでみました

岡口裁判官のフェイスブックでの発言から、二弁フロンティア7月号に東京家庭裁判所判事(女性)の方の離婚事件に関する記事があると知りました。

離婚事件の実務については、知る機会が少ない一方、財産分与にからむ離婚事件の相談を受けることがあるので、読んでみたいと思い早速上記雑誌をネットで検索

7月号と8・9月合併号の2回にわたる講義録のようです。

で、両方購入

非常に勉強になりました。

印象に残ったのは、8・9月合併号の最後の方「訴訟外の交渉は慎重に」の箇所です。

例えば、慰謝料を高めに1000万円請求する場合、裁判所なり、相手にも弁護士が付いていれば、その1000万円はどういう意味かというのはもちろん分かるわけですが、本人は専門家である弁護士が言ったこととして確立したものとしてとらえますので、本当に1000万円を支払わなければならないのかと思い悩んで、慌てて弁護士のところに相談に行って、そんなのはないからみたいなことを言われて、非常に困惑して、その困惑が怒りに変わる、あるいは、対立的な感情に変わるということがあります。

(中略)

何か工夫して、今少し慎重にしていただいたほうがいいように思います。

こういうこと多いと思います。

弁護士さんどおしで離婚訴訟をする場合には当然のことなのでしょうし、相手に弁護士さんがついていない場合は、請求をふっかけるんだろうな。。。

この記事を書いている判事さんは、離婚に本人訴訟が多いことも指摘されていらっしゃいます。そして、その訴訟指揮は難しいとも。

最終項「調停を意義ある手続に」の中では

そのようにかみ合わないまま、理解もしないまま手続だけ進めて判決しても、結論以前の問題として当事者の納得というのが得られるのだろうかと自問することがあります。

こういう現実を見ると、離婚の場面で「一度は」メディエーションを使えればいいのにと思いますね。

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