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2013年8月13日 (火)

対人援助職の難しさ

今年から複数の知的に障害がある方の成年後見人をしております。

驚くのは、障害者向けの健康保険・医療制度の助成などの制度がものすごくたくさんあること。

いくつかの市町村をまたがったり(住所地特例など)、窓口どこ~~?ってことが多いです。

一通り経験し、ようやくこちらから申請すべきものと役所から自動的に送付されてくるものの区別がついて参りましたsweat01

もうちょっと制度を簡素化できないものかと思います。

役所の事務効率も悪そうですし。。。

そして、もう一つ驚いたこと

例えば、鈴木ビネー検査でIQが50以下だったりする精神遅滞の場合は、パーソナティ等に関する検査はできないらしいのです。

さらに重度になると知能検査自体ができないようなので、客観的な数値化されたようなデータはなくて、例えば病院の看護師さんたちの日々の対応履歴を文書化し、申し送りで対処されているようです。

障害をお持ちの方で過去の生活環境が過酷であるようなケースは、生育歴が本人に与える影響もかなり大きいのではないか?先天的なものと後天的なものの両方が問題なんじゃないか?と素人考えでは思うわけですが、その場合も、知能検査で数字が低い場合は、生育歴に起因するようなパーソナリティ障害の判定のようなことはしないらしいのです。

そうすると医療的なアドバイスは受けられないことになります。

ケースによって福祉の世界と医療の世界が少しズレてくることがわかった次第です。

たとえて言えば処方箋がないような状態でご本人の世話をされている福祉関係者の皆様のご苦労は想像にあまりあります。

答えのない場面が多い医療や福祉の世界でカンファレンスが盛んなのも、やっと理解できました。

福祉や医療の世界にいらっしゃる方々のご苦労を見るにつけ、対人援助職ということの難しさを感じたところです。

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