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2014年3月

2014年3月31日 (月)

千葉県 袖ケ浦福祉センター養育園事件で思うこと

千葉県 袖ケ浦福祉センター養育園で痛ましい事件が起こってしまいました。

被害に遭われた男性には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

この事件、成年後見案件をやっていますといろいろと思うところがあります。

まずは、被害を受けた方に「強度行動障害」があったが、そのような状態に方に対するスキルを持った職員が対応していなかったこと

そして、そもそも福祉の世界で「強度行動障害」に対する研修の実施があまり行われず、そういう障害を持った方に対処できる職員の絶対数が足りていない現実があるようです。

もう一つ、袖ケ浦福祉センター養育園にいた障害者の方で次の施設が決まった方が3名で20名以上に行き先が決まっていないことです。

新潟県においても同様ですが、難しい障害者の方の受け入れ先はものすごく少ないと実感しています。

障害の程度が上がるにつれて、市町村単位→県単位→国単位 の施設へと段階が進んでいくようですが、私の経験上、県も国も受入数が極端に少なくなっています。

今回の事件で、新潟県においても「強度行動障害」に対するスキルをもった職員がほとんどいないのであろうと予測ができましたので、現状はそう簡単には改善されないのかもしれません。

福祉の現場で実際に障害者の面倒をみて下さる職員の皆さんは、日々の業務の多忙さに研修を受ける時間的余裕がないように感じます。

千葉県の事件では、上部機関や第三者による監督機能が作用しなかったようなことも新聞記事等に記載ありましたが、これも納得。

今回の事件は非常に残念なことでしたが、これをきっかけにいままで裏に隠れていた問題が表に出て、よい方向に向かうことを願います。

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2014年3月26日 (水)

国際家事ADR

法務省のADR法に関する検討会の最終回議事録の中に、検討会の委員のお一人である弁護士の渡部晃先生より

「国際家事ADRのシステムを作る仕事をしている」

とのご発言がありました。

ハーグ条約の発効が4月1日のようなので、ハーグ条約国内法の施行も4月1日なんでしょうね。(違っていたらご指摘下さい!)

それに伴い、準備を進めていらっしゃるようです。

ハーグ条約実施法についてはこちらのページが詳しいです。

国際家事調停は、東京家裁と大阪家裁の2カ所で実施されると聞いていますので、さすが東京の弁護士さんは動きが速いですねsign01

家事で

英語で

とういうことで、司法書士たる私には、全く遠い世界のことですが、裁判所・ADRともにどういう風な運用になっていくかはとても興味がありますhappy01

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2014年3月25日 (火)

ADR法に関する検討会報告書

平成25年2月からスタートし、今年の2月に最終回があった法務省の「ADR法に関する検討会」の報告書がアップされています。

日本ADR協会のホームページでは、それに対するコメントもあげています。

http://www.japan-adr.or.jp/

ADR法25条第1項で

「時効の中断に関しては、当該認証紛争解決手続における請求の時に、訴えの提起があったものとみなす」

とあります。

ところが、実務上この「請求の時」というのはいつか?ということを特定するのが難しいのですbearing

当事者の方が申込書等に明記して下さればラクなのですが、そういうケースはほとんどなく、請求が複数ある場合もあったりと、申込み時点ではわかりにくいことが多いです。

結局、調停センターの側で当事者の方に確認しながら進めていくというのが実情です。

しかも、ADR法施行規則14条第1項(手続実施記録の作成及び保存)で

手続実施記録に認証紛争解決手続において請求がされた年月日及び当該請求の内容」を記載することになっているところ

この部分をどう記載するか?担当者も苦慮しておりますsweat02

一律、申込みを受理した時点で「請求した」とすれば簡単なのでしょうが、そうもいかないようで、上記検討会ではこういう部分についても検討がされましたが、現状のままということになりました。

日本ADR協会が出しているコメントの内容である

”不応諾で終了した場合は、時効が中断しない可能性が高いこと”については、当会でも規程を作る課程で問題となりました。

ちなみに、この点の解釈は、検討会後も「ADR認証制度Q&A」161問の回答を維持しています。

当会の場合、手続実施者名簿に載っている者の中からだけ事件管理者を選定することとし、不応諾で終了した場合でも時効中断効の可能性を残せるようにしたと記憶しています。

が、やはり実務的にはかなり疑問が残るところ。

そういう状況での日本ADR協会のコメントでしたので、当会の研修会の中でも注意喚起しておいた方がよさそうです。

更に検討会の最終議事録を見ると、山本委員から債権法改正をにらみ、時効に関しては今度も引き続き検討をしていく必要がある旨の発言がありました。

確かにflair

メディエーションといいながらも、司法書士会が調停センターを運営する以上、時効の扱いについては細心の注意をしなければならないなあと改めて思いました。

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2014年3月24日 (月)

日本ファシリテーション協会 基礎講座(新潟) ご案内

今年第1回目の日本ファシリテーション協会新潟サロンの活動は

「基礎講座」です

ファシリテーションを体系的に基礎から学べる講座です。

・ファシリテーションを初めて学ぶという方

・我流でやっているけど基礎から学び直してみたい方

・一度受講してみたけど、自分のレベルってどのくらい?ということを確認したい方

などなど

お気軽にお申し込み下さい

diamond日時:平成26年4月19日(土)10:00~18:30

diamond場所:万代市民会館3階

diamond受講料:会員 16,000円  非会員 21,000円

diamond定員:20名

diamond申込み先 日本ファシリテーション協会ホームページ
               https://www.faj.or.jp/

詳しくはこちらをご覧下さい。

「2014.4.19ファシリテーション基礎講座チラシ.pdf」をダウンロード

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日本ファシリテーション新潟サロン 打合せ

皆様、3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?

私は初日に、日本ファシリテーション新潟サロンの冬眠期間の最後の打合せに参加しました。

まずは懸案の今年の事業計画と担当者を決め、

参加人数の増加に伴い、みんなで役割を分担するために運営マニュアルの作成に着手しました。

特に本部への報告部分はわからないことが多いため、5月例会の際にレクチャーを受けることになりました。

本年度の関与人数は18名

私は2年前から参加させて頂いておりますが、人数も増えて活動も活発になってきているなあと感じます。

今年はインプットの年とし、皆さんの足を引っ張らないように精進しようと思います。

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2014年3月19日 (水)

考えて 考えて 考え抜く

ノーベル物理学賞を受賞された江崎玲於奈博士の対談記事を読みました。

すると

江崎先生には”ノーベル賞を取るための5か条”というものがあるそうです。

感銘を受けたので、ご紹介します

1.いままでの行きががりにとらわれない

2.教えはいくら受けてもいいが、大先生にのめりこまない

3.無用なガラクタ情報に惑わされない

4.想像力を発揮して自分の主張を貫くには闘うことを避けてはならない

5.子供のような飽くなき好奇心と初々しい感性を失ってはならない

江崎博士がかつて勤めていたIBMには「Think」という標語があちこちに掲げられていたそうです。

スティーブ・ジョブズは 「Think different」 と言い

それらを受けて、江崎博士は 「Think unthinkable」と若い人に言っているとのこと

私の場合、別にノーベル賞を目指しているわけではないのですが(笑)、メディエーションのよさを日本でも広めたいという思いがあり、そのために

考えて 考えて 考え抜く

ということを本当に実践したいなあ、と思っております。

まだまだアイディアはあるはず。

頑張りますhappy01

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2014年3月18日 (火)

ヒューマンインターラクション・ラボラトリー研究会のHPができました

南山大学で”Tグループ”と言われているものと同等の人間関係トレーニングの場である

ヒューマンインターラクション・ラボラトリー研究会のホームページができました。

私も平成23年5月に山梨ヒューマンインターラクション・ラボラトリーに参加しました。

もっと早くにこの体験をすればよかったものを・・・思うわけですが、きっと私にとっての「機が熟した時」に体験できたんだろうなあとも感じます。

このラボラトリーの「ねらい」は

diamond「今ここ」の関わりを大切にする

diamond自発的、主体的に行動する能力を高める

diamond自分の感じ方、考え方、行動の特長などに気づく

diamond自分のコミュニケーション能力(伝え、きき、みる)を高める

diamondグループでの関わりを深める能力をやしなう

diamondありのままの自分や他者を知り、受け入れる

diamond自分を生かし、相手を生かす道を探る

このラボラトリーを必要としている方に情報が届きますようにshine

人間関係に困っている全ての方におすすめです。

なお、今年から山梨のスケジュールが8月になりました。お盆休みを利用して参加しやすく、という配慮からのようです。

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2014年3月17日 (月)

目の前にある案件には、どの紛争解決手段がいいのか?

先日の日司連主催の不動産ADRシンポジウムで司法書士のパネラーとして登壇された方で神奈川県会のSさんがいらっしゃいました。

Sさんは日常業務のうち、裁判事務がほとんどらしく、裁判事務に非常に精通されている方です。

私は初めてお目にかかったのですが、わかりやすく理路整然と話されているし、メディエーションに対する理解も深いのです。

わ~、すごい人いるなあと思ったところshine

私自身、(難しいけど)両方に精通できるといいなと思って勉強しています。

なぜなら、メディエーションは複数ある紛争解決手段の1つだからです。

そして、私の最終的な目的が”困っている人を助けること”だからかもしれません。

翻って、新潟県を見ると

裁判事務を扱いながら、メディエーションにも理解があるというのはほんとに少数

そして実際にメディエーションもできる人となると・・・。

新潟県内の場合、裁判事務をやっている方は、メディエーションには興味なしというパターンがほとんどなのですが、そこがどうにも不思議です。

裁判事務をやればやるほど訴訟の限界とか、様々な問題が見えてくるのではないかと思うし、1月にお聞きした升田純先生のお話でも、その辺をかなり鋭くご指摘になっていました。

当該案件には、どの手段が最善か?

それを選ぶために多くの選択肢を知り、しかもそれを実際に活用できるようになっていたいものです。

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2014年3月16日 (日)

山梨県司法書士会の法務省事前相談に同行

先週金曜日(14日)は、山梨県司法書士会の法務省事前相談に同行させて頂きました。

当初、2月21日に予定していたところ、大雪の影響で延期されたのでした。

新潟県の事前相談に行って以来の法務省

Dsc_0620

方向音痴のため、無事に到着できるかどうかが心配でしたが、無事に到着

落とし穴はそのあとでしたsweat01

入り口のところで「どこに行きますか?」との問いには、メモに記載しておいた

”司法法制部 審査監督課です”、とたどたどしく答え

そして「身分を証明するものを見せて下さい」との問いに

うわっ!住基カードも免許証も持ってきていなかった(汗)

「身分を証するもの、ありませんsweat02と答えると

「保険証もないんですか!?」

「ほ、保険証・・・あります!!」 →なんとか通して頂きましたcoldsweats01

連合会のSさんに、その注意事項言われていたかも・・・と反省。

さて、肝心の事前相談。

今回は、時間もあったので、法務省からはすでにコメント付きの文書を送って頂いていたため、山梨会さんもそれに対するある程度の準備もなさっていました。

ということで、思ったより早く終了。

規程のチェック終了後に、若干(面白い)やりとりをして、終了。

赤煉瓦棟の前で記念撮影をしてから帰りました。

Dsc_0619

最後に、念のため”私が何をしに行ったか?”疑問な方に向けて確認です。

法務省の前で記念撮影をするため、ではなくsign01

連合会の委員として、山梨県の認証取得のお手伝いをするためですhappy01

ちゃんとお仕事もしましたよ~。

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2014年3月13日 (木)

日本司法書士会連合会主催 不動産ADRシンポジウム

昨日は、午後3時から5時30分まで四谷の司法書士会館にて、日本司法書士会連合会主催の

不動産ADRシンポジウム が開催されました。

不動産業者さんの定休日が水曜日が多いということで、水曜日の午後開催なのです。

委員は、午前11時集合で最終打ち合わせ

P1030831

今回は、不動産業者さんとマンション管理士さんたちを中心に広報した結果、多くの参加者の方においで頂きました。

第一部は国土交通省、全国宅地建物取引業協会連合会、日本マンション管理士会連合会の方々からのご報告

わたくし

受付という重大ミッションを仰せつかったため、第一部の報告は最後のマンション管理士さんのご報告のみ聞くことができました。

(注:まこつ先生風)

P1030832 

講師の近藤さんのお話、簡潔にまとまっており、しかも聞きやすいsign01

初めて聞くマンション管理士のお仕事ぶりとマンション管理上の問題点がわかりました。

3P問題というのだそうです。へ~~

Person(人と人とのいざこざ)

Pet(ペット)

Parking(駐車場)

近藤さん・・・相当慣れていらっしゃるなあと思ったら、過去にLECの講師をなさっていたとか。納得shine

ADRのよさを活かせそうな分野の予感です。

第二部はパネルディスカッション

P1030834

神奈川、東京、千葉の調停センターからの事例報告を中心にご紹介。

全体の時間が短く、アンケートでも「もっと詳しい話が聞きたかった」「時間が短くディスカッションになっていない」などのお声も頂きましたが、次回開催の時にはもうちょっと時間をとれるように企画したいです。

ただ、それだけ皆さん、興味を持って下さったということなんじゃないかなあと前向きに解釈してみました。

おまけ

宅建業協会から登壇頂いた”多田”様

なんと社交ダンスの学連OBでA級だということが判明!かなりすごいです!!

あのスタイルの良さは社交ダンスだったのかあぁぁflair

今度、レッスンしてもらおうかな(笑)

いろんな人に会えた充実した内容のシンポジウムでしたheart

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2014年3月11日 (火)

3年たってからできること

東日本大震災から3年

震災で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

そして、震災で被害に遭われた皆様方の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

この3年の間、震災に遭われた方の支援、ほとんどできなかったなあと思う今日です。

これからできること、まだまだあるはず。

非力ですが何かお役に立てることできるといいなと思っています。

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2014年3月10日 (月)

「元気になる会議」ホワイトボード・ミーティグの進め方 に参加

先週末は、公益財団法人 新潟県女性財団主催の

「元気になる会議」 ホワイトボード・ミーティグの進め方

に参加しました。

キャンセル待ちでやっと参加できたので嬉しさも倍増heart

講師は、株式会社ひとまち 代表取締役 ちょんせいこ さん

P1030812

昨年、二日間 せいこさんの講座を受講し、

失敗ゼロ

っていう視点を示して頂き、非常に勉強になりました。

今回は、更にホワイトボード・ミーティグで行う”ケース会議”の手法も勉強できると言うことでものすごく楽しみにしていましたshine

日頃参加するカンファレンスが

何時間もやっているのに結論が出ない。。。

次回になると、話が元に戻る。。。

など、こんなのをなんとかしたい!!という強い要望を持っていたところです。

司法書士も被後見人さんのカンファレンスに参加する機会が増えていると思いますが、このホワイトボード・ミーティグで行う”ケース会議” すごく使えると思います!

ただ、現実は・・・権威がホワイトボード・ミーティグを嫌うだろう、という懸念がありますが

それから、今回気づいたのは、通常のファシリテーション・グラフィックは制約・約束事が多くて、それがハードルあげてるなあってこと。

こちらのホワイトボード・ミーティグはずっと・ずっと、始めやすいです。

イラスト書かなくてもいいです。これ(特に司法書士にとっては)重要

例えば、こんな感じ

P1030822

あぁ、参加してよかったぁ。

県央地区でも、チームができるといいなhappy01

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2014年3月 6日 (木)

判例をよむ 簡裁損害賠償請求訴訟の実務 届きました

司法協会の本を注文しようとホームページで書籍を探していたら・・・新版でおもしろそうな本発見sign01

ということで

岡﨑昌吾 著の「判例をよむ 消費者契約法関連訴訟の実務・説例Q&A」 注文しました。

消費者トラブル関連の事件は苦手意識があるので、実際に裁判所でどのような処理がされているのか知りたいなと思って購入しました。

説例が具体的でわかりやすく、日頃の相談に使えそうshine

そして、同じ著者の方が少し前に書いた方の書籍も欲しくなり注文。

昨日届きました。

「判例をよむ 簡裁損害賠償請求訴訟の実務-交通事故を除く-」

P1030808

調停センターを利用してもらうにあたり、こちら側のほうがどんな事案を扱えるのか?もう一度基本に立ち戻って、法律等にあたろうと考え

まずは、訴額の点を調べ

そして、この本で実際に簡裁にどんな事件が持ち込まれているのかを勉強しようと思ったのです。

ざっと目を通しましたが

この本 オススメです 

こういう事件あるある!っていうのに対し、裁判所の判断がわかります。

特に損害賠償に関する事件に関しては、こういうのでも請求棄却になるのか~とちょっと驚いた判決もありました。

新潟県司法書士会調停センターで受け付けた案件に似たような事件も載っていました。

司法書士会調停センターでやれる分野

まだありそうですよ!

そして、この本に紹介されている判例をもとに、調停ロールプレイの題材を作り実際にロープレやってみようと思っていますnote

新潟県では4月に研修実施予定ですhappy01

これからロープレ題材作りま~す。

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2014年3月 3日 (月)

最近、気になっていること

言葉について

河合隼雄先生は

「言葉によって意味を固定しないこと」 と述べていたとか。

カウンセリングの場面でも、紛争場面でも最初の頃に出てくる言葉は、特に意味を固定しないほうがいいなあと思う今日この頃。

後者について、まさに当事者のポジションは変わるもの、と実感しています。

また先日、雑誌を読んでいたら、こんな言葉があることを知りました。

「一言よく人を生かす」

そして

「一言よく人を殺す」

そのとおりだなあ~と思う。

象使い、じゃなくて、言葉「使い」としての自己鍛錬が必要

自分が発する言葉を自由自在に操れるようになるときっと、すごいね!

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