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2014年3月31日 (月)

千葉県 袖ケ浦福祉センター養育園事件で思うこと

千葉県 袖ケ浦福祉センター養育園で痛ましい事件が起こってしまいました。

被害に遭われた男性には心よりご冥福をお祈り申し上げます。

この事件、成年後見案件をやっていますといろいろと思うところがあります。

まずは、被害を受けた方に「強度行動障害」があったが、そのような状態に方に対するスキルを持った職員が対応していなかったこと

そして、そもそも福祉の世界で「強度行動障害」に対する研修の実施があまり行われず、そういう障害を持った方に対処できる職員の絶対数が足りていない現実があるようです。

もう一つ、袖ケ浦福祉センター養育園にいた障害者の方で次の施設が決まった方が3名で20名以上に行き先が決まっていないことです。

新潟県においても同様ですが、難しい障害者の方の受け入れ先はものすごく少ないと実感しています。

障害の程度が上がるにつれて、市町村単位→県単位→国単位 の施設へと段階が進んでいくようですが、私の経験上、県も国も受入数が極端に少なくなっています。

今回の事件で、新潟県においても「強度行動障害」に対するスキルをもった職員がほとんどいないのであろうと予測ができましたので、現状はそう簡単には改善されないのかもしれません。

福祉の現場で実際に障害者の面倒をみて下さる職員の皆さんは、日々の業務の多忙さに研修を受ける時間的余裕がないように感じます。

千葉県の事件では、上部機関や第三者による監督機能が作用しなかったようなことも新聞記事等に記載ありましたが、これも納得。

今回の事件は非常に残念なことでしたが、これをきっかけにいままで裏に隠れていた問題が表に出て、よい方向に向かうことを願います。

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