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2014年6月16日 (月)

「調停への招待」を聞いて

先週の金曜日は、稲田龍樹先生のご講演「調停への招待」を聞いてきました。

家庭裁判所でのご経験からのお話も多く、いろいろと考えさせられました。

調停人への信頼が重要であることをおっしゃる一方、裁判所の調停委員は、ある種の線引きを行っているのかな?と感じました。

稲田先生によると、裁判所の調停委員は家事事件といえど、個人の心の深いところには立ち入らないようにすることを旨とするというようなことをおっしゃっていました。

心理学的なところは、調査官に任せる、という感じでしょうか。

そして、調査官は調停の中でプロセス・コンサルテーションに関するアドバイスを行うこともあるようです。

ということになると、裁判所の調停は、いつくかの役職で役割分担をしている、という印象を持ちました。

個人的な見解ですが、話し合いの司会のようなものは調停委員、心理学的なところは調査官、法的な部分は裁判官、ということになるでしょうか?

そうすると、熱心にメディエーションを勉強している司法書士は、上記全てを勉強しようと思っています。

というより、実際に勉強しています。

日本の家事調停は、とてもうまく運用されている上に費用も安い。

現状では、どのADRセンターも裁判所の家事調停には太刀打ちできないでしょう。

しかし、そうすると裁判所のみ一人勝ちで、しかも離婚等家事事件が増加の一途をたどる中、国家予算の限界が来るかもなんて思っています。

成年後見事件が増えて、後見支援信託制度(書記官の仕事が手一杯になり、親族後見案件を信託銀行に外注していると言われることがあります)を運用ベースで行うようになったごとく、家裁が手一杯になり民間調停センターに外注するということにならないかな??

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