会議はどうでもいいところで盛り上がる~パーキンソンの凡俗(ぼんぞく)法則
株式会社コーチ・エィさんが「WEEKLY GLOBAL COACH」というメールマガジンを定期的に送って下さいます。
興味深い記事が多く、非常に勉強になっているのですが、今回の内容は少し前に「なぜかなあ」と思っていた疑問に答えてくれる内容でしたので、ご紹介します。
今回のメルマガのタイトルは「会議はどうでもいいところで盛り上がる」
文責は、粟津恭一郎さんです。
内容要旨は
・とあるクライアントAさんに大きな気付きがあった。それは「発言が増えたと喜んでいたが、 本当に重要な点については議論をしていない」こと
・Aさんは会議での発言を活発化させようとして、工夫し、実際活性化してように見えたが”実際の会議では、なぜかどうでもいいところばかりで発言が増えたり、本来みんなで議論すべき議案で発言がなかったりする”と気づいたとのこと。
・『パーキンソンの法則』 (1961年) C.N.パーキンソン(著)、森永晴彦 (翻訳) 至誠堂の中にこの現象に関する記載があった。
「私たちは、自分が良く知らないものについては、たとえそれが自分にとって重要な議題であっても、恥をかきたくないという気持ちから発言を控える傾向がある。一方、議論しやすいもの、自分の意見を言いやすいものについては積極的に発言する傾向がある」
パーキンソンは、このことを「議題の1項目の審議に要する時間は、その項目についての支出の額に反比例する」と表現し、 「パーキンソンの凡俗(ぼんぞく)法則」と呼ばれています。
・会議の活性化の指標の一つに「最も議論すべきところで議論していたか」も加えることを提案しています。
なるほど
悩ましい・困っているのでいろんな意見を聞きたいな!という場面に限って”し~ん”となるのはこういうことなんですね。
”恥をかきたくない””こんなこと言ったら恥かも”という風に思わせない場作りが大切ということですね。
どういう工夫が可能か?考えてみたいと思いました。
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