組織文化を変える
この週末にDVDに撮りためておいた「リーダーシップ白熱教室」を見ました。
2013年の番組の再放送です。
講師は、ハーバード大学ケネディ行政大学院教授 ロナルド・ハイフェッツ氏
世界共通だなあと思ったのは、組織文化を変えることは難しいという現実です。
心ある人が、ある組織の旧弊を変えたい!と思っても、なかなか成功しないということがわかりました。
よく聞くことですが、人は変化を嫌うということ
番組でもハイフェッツ教授はその話をされており、そうはいうものの、良い方向の変化ならOKだと述べています。
身近な例で考えると
困った会議も組織文化の一つかもなあと思う今日この頃
他の方から聞いたり、自分が体験したりして困った会議といえば
・定時に始まらない。
・いつ終わるかわからない。
・議事進行次第に①報告 ②議事と書いてあり、そのまま報告を先に行い報告だけで会議時間の大半を使う。しかも雑談が多い。
・司会役(有力者)の意見が極端に多く、議論が不活性
・この会議で何をどこまで決めるか不明確
・結局、決まらない。もしくは、決めたことが守られない
などなど
うんざりしますね。。。
じゃあ、翻って良い会議ってどんな会議?と考えたときに、まず3点が思い浮かびました。
①定時に始まり、定時に終わる
②今ここで何をどこまで決定するか確認。そして議論をしっかりした上で、結論を出す。
③会議で決まったことは見える化できていて、それをメンバーが共有できて、それぞれが次の行動に移れる。
個人的には質の良い会議を目指して、ファシリテーショその他の知識が活かせるように努力しているつもりです。
が、仮に①~③が良い方向の変化であるとして、組織文化としての会議スタイルが変わるか?といえば、かなり疑問
ハイフェッツ教授の言葉を引用すれば、まずは、問題を問題だと理解することから・・・ということですが、きっと、困った会議を続けている集団では、別に問題だと認識していないのだろうなあと思うわけです。
更に言えば、私は困った会議だと思っているけれど、そうではなくて、その状態が都合がいい人たちもたくさんいるんだろうなあ。
ということで、見渡すと、困った会議がたくさんある状態が続いたままなんですね~
ハイフェッツ教授によれば、”変えるには時間がかかる”そうです。
そして、ある変化を求めて内部で長い間働きかけを続けることが大事で、真の解決策は、分析結果や技術的なことではなく、人の心や考え方を変え、新しい能力を備えることだそうです。
気が遠くなりますね(笑)
せめて、新潟県司法書士会調停センターの運営委員会だけは、良い会議にしたいと努力していますが、メンバーの皆様、大丈夫でしょうか?
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