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2016年8月 5日 (金)

熊本県弁護士会 震災ADRシンポジウム

熊本県弁護士会が「震災ADRシンポジウム」を開催されます。

日時:平成28年8月27日(土)15:00~18:00

場所:熊本大学 工学部百周年記念館(熊本大学黒髪南キャンパス)

入場無料・予約不要

詳しくはこちら

先日の対話調停カフェでは、熊本県弁護士会の中山先生にお目にかかりました。

このチラシは、中山先生が作成されたとのこと

http://www.japan-adr.or.jp/shinsaiADRSymposium.pdf

対話カフェで見たものは1枚目だけだったのですが、今般2枚目以降もよ~く見ました(笑)

その中で仙台弁護士会・紛争解決支援センター前委員長 斉藤 睦男先生のメッセージがとても印象深かったです。

相談から解決へ

――熊本地震でも東日本大震災でも、大家と店子、隣人同士、会社と従業員、
親戚同士など継続的な人間関係の中で「問題」が発生しています。震災自体のストレスに人間関係のストレスが加わり復興のエネルギーが削がれます。早く解決して気持ちを切り替えたい

―紛争を抱えた被災者はみなそう思っています。その受け皿が震災ADR です。
  損害の公平な分担

――被災者はこの理念の実現を求めています。弁護士は普段から紛争の最前線で仕事をし、判断力・バランス感覚・適正手続マインドを培っています。「和解」という弁護士の本来的な固有業務の中で力が活かされます。
和解あっせん人は、2人の対立する紛争当事者を同時に依頼者に持つようなものだ

――どちらの当事者にも寄り添い背景事情や心情を理解し、法的な限界等も考え、ストライク・ゾーンの重なりを発見する

―ADR は普段の弁護士業務の延長線上にあります。ADRは「制度」ではなく「運動」である

――さあ新たな「運動」が始まります。

先日の日本ADR協会のシンポジウムで垣内先生からご報告いただいたADR・仲裁手続を利用した方のアンケート結果のうち

「手続への期待」で最も多かったのは---「早期に問題を解決すること」

この点、自分自身でも今年とあるトラブルに巻き込まれた経験を鑑みると”早くこのトラブルから逃れたいsign03”と強く感じました。

そして、法律専門家の言う「正しいこと」だけでは、真の問題解決にならない場合もあると実感しました。

更に先月の仲裁ADR法学会の今在先生の第一報告の最後で

アドヴォカシー(関川予想:権威者から擁護されること)の実践に対する提案として

両当事者に平等に関わらない中立から平等にかかわる中立へ

というご発言も今後、ADRを実践していく上で重要なことだなあと印象に残りました。

そんなことを考えていたところでしたので斉藤先生のメッセージがとても力強く感じた次第です。

これを言語化できる弁護士さんってやっぱりさすがですshine

一方、自分も含め司法書士は、まだまだ紛争慣れしていないと感じます。

日常的に裁判事務をしている司法書士も(特に新潟県は)少なく、若手の司法書士は関心すらない方が多いです。

調停センターへの申込が少ないことは、こういったことも当然反映しているのでしょう。

もっともっと研鑽を積み重ねなくてはbearing

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