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2019年8月

2019年8月26日 (月)

社会規範と市場規範

ダン・アリエリー教授の名著

「予想どおりに不合理」

ようやく読み始めました。

最初から興味深いことがらばかりで、読み進めるのが楽しいです♥

まだまだ最初の方なのですが、最近の話し合いサポートセンターのトピックスと連動する内容がありましたので記事にしてみました。

テーマとしては、「話し合いサポートセンターの費用について」です。

規程修正の過程で、申込手数料、期日手数料、合意手数料、遠隔地手数料をいくらにするか?で大変悩みました。

というか、今でも悩み中

変更認証後は、1年間ほど、特別価格にてご提供の予定ですが、その割引金額、値引き項目はどれか?などを決定する理事会でも大変悩み、困りました💦

現在は、オンライン調停を実施する際に、相手方となる他会司法書士会でお手伝いいただく方の日当をいくらにするか?を協議中

それに伴い、遠隔地手数料との差額、つまり赤字幅がどうなるか?も気になるところ。

新潟県でも、他会司法書士会でも理事会決議が必要なので、ヒヤヒヤです。

 

などなど最近、”お金”の問題で右往左往しておりました。

そんな私にヒントとなる内容が上記書籍にありました。

単語としては「社会規範」と「市場規範」

我々が生きていく上で、この二つの規範があるということ。

文中の文言を引用します。

社会規範は、私たちの社交性や共同体の必要性と切っても切れない関係にある。

市場規範に支配された世界は、賃金、価格、賃貸料、利息、費用便益など、やりとりはシビアだ

文中の具体例を記載しますと

全米退職者協会が複数の弁護士に困窮している退職者の相談に乗ってくれないかと依頼したケース

1)30ドルで依頼した場合は弁護士は断り

2)無報酬で依頼した場合は、圧倒的多数の弁護士が引き受けた

というもの。

1)ではお金の話が出たので「市場規範」を考えて、30ドルでは安いと断り

2)ではお金の話抜きで頼まれると「社会規範」を考えて、引き受けた

なるほどな~

だから認証済み調停センターに協力してくれる司法書士が少ないんだなと妙に納得しました。

市場規範で考えると通常の司法書士報酬と比べて調停センターからの謝礼は安いから引き受けない。

逆に、愛媛和解支援センターは完全ボランティアで報酬はゼロだけど、協力者は多い。

もちろん、松下先生のカリスマ性やいろんな要因はありますが、こと報酬の面で考えると成功戦略だったんだなと改めて感心いたしました。

そうすると、認証なしでやっている群馬会も活況になっている?

司法書士会の調停センターは、報酬の面だけで割り切れるものでもないので、そう簡単に結論づけられないでしょうが💦

にしても、大変大きな示唆を頂いた気がします。

 

 

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2019年8月21日 (水)

新潟県司法書士会話し合いサポートセンターの書式改訂作業中

今年は、久~~しぶりに長い夏期休暇を取ることができ

お陰様で心身ともにリフレッシュできました✨✨✨

そして、休み明けは仕事がたっぷり(汗)ですが、頑張って参りましょう。


新潟県司法書士会 話し合いサポートセンターの進捗状況ですが

7月頭に法務省に変更認証申請をし、何回か補正をし💦💦

ただいま、認証がおりるのを待っているところです。

が、その間もやること いっぱいありまして・・・

話し合いサポートセンターで使う書式の改訂作業を必死にやっております。

14条説明書、申込書、回答書全て、140万円以下の案件と相続案件に分けて作り直しております。

そして、オンライン調停に向けて「協定書」も新規作成

これは、当会の規程上、オンライン調停を実施するには、他会司法書士会と「協定書」を結ぶことが必要という作り込みになっているからです。

相手もあることなので、これがまた、なかなか進まない。。。

参考書式もなく、イチから関川が起案していることもありまして、複数回の修正を繰り返しております。

認証まで2か月もあるな~と高をくくっておりましたが、意外に時間がない!!!

9月12日には新潟県司法書士会の手続実施者向けに改正規程の説明をする予定になっておりますので、この日までには完成させたいです💧

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2019年8月10日 (土)

自調自考、自調自学

昨日は四谷で日本司法書士会連合会紛争解決支援推進対策部の第一回会議でした。

本年度は、仲裁チームとADRチームが合併しひとつのチームになりました。

力不足ではありますが、本年度も部委員として参加させていただきます。

さて、新幹線のお供は「戸籍時報7月号」

最初の”時評”とのタイトルの読み物が毎月楽しみです。

筆者のお名前はイニシャルのみで T・F氏です。

今月号は、特に心に残ったので記事にしてみます。

以下、引用します。

最近、「自調自考」や「自調自学」などといった言葉をよく耳にするようになった。

これは、自ら調べ、自ら考える(学ぶ)といった意味であり、グローバル化の進展やIT技術の発展に伴う予見困難な時代の中で生き抜いていくためには必要な力と言われている。

これまでも、与えられた課題に対し、情報を収集した上で、考え、判断していくということは、仕事を行っていく上で当然必要であったが、これかの時代は、それが更に求められるということになるのだろう。

引用終わり

自調自考、自調自学という言葉は正直初めて知りました。

が、正に私が目指していることを表す言葉に出会えたと嬉しくなりました。

そしてものすごく同感❗

一方では、だいぶ前のことにはなりますが、

ゆかぴー先生から、今の学生は、レポートを出す、という行為一つとっても

例えば、A4を縦に使って、複数枚に渡るならば、左上に1カ所にホチキスとめをして・・・と事細かに指示しないとできない、

というようなお話を伺ったことがあります。

どうもこの頃、私の周辺でも、そういった現象にぶつかります。

しかもわが業界は、民間企業等で求められるほど、自調自考が求められていないようにも感じます。

実際、昔ながらのやり方でなんとかなっています。

司法書士試験の受験者数が10年前の半分になっていることなどを考えると業界の先行きに不透明感が💦💦

自分自身振り返っても、ITリテラシーは全然足りてないし。

なんとか取り残されないように頑張らなくてはならないなぁ💦

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2019年8月 6日 (火)

多重債務相談が増加している

昨年あたりから、法テラスから司法書士への多重債務案件の紹介が増えているね、という話が仲間うちで出ていました。

当事務所は、ここ数年、めっきり債務整理案件が減っていたのですが、昨年、今年と破産申立の依頼がきています。

先日、受任したのは法テラスからの紹介

債権者が地元の金融機関ばかりだったので、受任通知をそれぞれ持参したところ

とある金融機関にて

担当者:またですか~~~

私:やっぱり増えていると思いますか?

担当者:はい、増えていますね。

金融機関サイドでも、増加傾向と感じているみたいです。

新潟県で現在、債務整理を受任している司法書士は、過払いバブル以前から債務整理業務をやっている方ばかり。

つまり、昔の青司協メンバー

ここ数年で入会した新入会員の方は、ほとんどやっていません。。。

昔に比べれば件数は少ないのでしょうが、受任できる人が限られるので、昔に戻ったように債務整理が忙しくなってしまうのかな💦💦

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2019年8月 1日 (木)

裁判の迅速化に係る検証結果の公表(第8回)

最高裁のホームページで「裁判の迅速化に係る検証結果の公表(第8回)」がされていました。

データはこちら ダウンロード - hokoku_08_gaiyou.pdf

パラパラとみますと・・・

最初の報告書のポイントのところ

家事事件の「実情調査の結果」

■調停における裁判官関与の充実

・協議とそのフィードバックにホワイトボードを活用する等の工夫

・弁護士のついていない当事者との認識共有には課題も

■今後の課題

当事者の自主的紛争解決意欲を引き出す更なる取り組みが期待

なるほどね~

裁判所も一般の方に対して説明すること・理解してもらうことに苦慮している様子がひしひしと伝わってきます💦

”図解”が大事なんですね✨

新潟県司法書士会話し合いサポートセンターでも、しっかりホワイトボード活用します!!

そして、当事者の自主的紛争解決意欲・・・

単に法的解決策を示してもダメってことが、ここでもわかりました。

 

そして、遺産分割事件における平均当事者数は4.6人

民間調停でも1件につき、相続の場合は当事者4~5人と想定する必要があるってことかな。

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