公用文の書き方を再確認する
朝日新聞を読んでいたら
学術会議の任命に関する記事がありました。
日本学術会議法第7条2項によると
「会員は(同会議の)推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」
とあるようです。
ここで公用文が”基づいて”という言葉を使う意味が記事にありました。
法令で”Aに基づいて”とある場合は、法令はAにかなり強く縛られる、とのこと。
”基づいて”を使う場合は、拘束力が強いのですね。
ふむふむ
それで、いろいろ問題になっていると。
一方、その記事の中に
速やかに
遅滞なく
直ちに
のスピードの早さ比較がありまして
直ちに>速やかに>遅滞なく
の順番とありました。
現在、またも(笑)
新潟県司法書士会話し合いサポートセンター手続実施規程の修正作業をしている中で
当該修正条文が「遅滞なく」を使用しているため
気になって
「公用文の書き方・用字用語例集」を確認
説明文には
いずれも時間的即時性を表す語句であるが、「遅滞なく」は、「速やかに」・「直ちに」と比べると時間的即時性が弱く、正当な又は合理的な理由による遅れは許されるものと解されている。
「速やかに」と「直ちに」とでは、「速やかに」が「直ちに」より時間的即時性が弱く、「直ちに」は一切の遅れを許さない趣旨で使われる。
なるほど💡
とてもよく理解できました✨
今更か(笑)
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