日本ADR協会 設立10周年記念シンポジウム
日本ADR協会の設立10周年記念シンポジウム
ビジネスとしてのADRの可能性
Zoomで視聴しました。
今回も新たな視野を与えて頂きました😃
とても面白かったです❗
一番興味を持ったのは
家族のためのADR センターを主宰されている
小泉 道子さんのお話
そもそもどんな方だろう?と思っておりましたところ
家庭裁判所の調査官であったとのこと
なるほど💡
バックグラウンドもバッチリですね。
ホームページを拝見すると、ADR実施のほか
離婚講座なども開催しており
周辺知識を提供するなど、利用者フレンドリーな組織だなあと思いました。
ADRの実施件数も多くて
令和元年度で新受113件、既済95件
すごいですね!
やる人がやればこうなる!!ということがよく分かりました✨
コロナ禍ということもあり、当事者の一方でもオンラインを使ったケースも計算に入れると調停の90%がオンライン調停だそうです。
なるべく紙を使わず、メールやオンライン上で完結できるように工夫されているとのこと。
これまた、すごいですね!!
何度も何度もオンラインテストを繰り返したり
責任回避のための条項に四苦八苦したり
などという士業あるある、はないのでしょうね💧
しかも調停人養成にも余念がなく
月2回も勉強会を実施しているとのこと❗
もう、離婚でADR利用を考えている方はこちらを利用した方がいいですよ(笑)
このように士業ではないADR機関も増えている現状
司法書士会調停センターも今度の方向性を考えるべき時に来ていると感じました。
悩ましいのは
司法書士は自分の仕事があり、隙間時間にやらざるを得ないこと
業界団体や小泉さんたちのようにADR専業でできる方が存在しないことです。
これまで一部の方の献身的な努力でなんとか動かしてきましたが
それもそろそろ限界かなと。
大阪のように士業連携をする
連合会で一つ作るなど
本気で考えた方がいいのでは?と思っております。
あと、オンライン調停を増やす方向として1点気になるのは録画のこと
私でも簡単にZoom画像を録画できる時代
当事者さんが録画することの心配につきどう対処するか?
当日のシンポジウムでも入江先生が
この点、言及されていらっしゃいましたが
本当に悩ましい問題です。
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