昨日7月6日は、日本ADR協会主催の実務研修とシンポジウムが開催されましたので参加してきました。
場所は、茅場町の商事法務研究会です。

第1部は、「電話対応・クレーム対応の基本」
講師は、㈱プロフェッショナルアカデミー 代表取締役の角脇さつき先生
やってみることが多い研修会でしたが、先生の思惑通り上手くいかないものですね(^^;)
発音がはっきりできない。。。
語尾が上がる。。。
早速事務所でも、実践してみようと思う内容ばかりで非常に参考になりました。
先生にお話を伺うと、先生は司法書士事務所や弁護士事務所にも研修に入っていらっしゃるようです。都市部の事務所は競争が非常に激しいので、電話対応等についても着手されている所が多いんだなということもわかり、なお勉強になりました。
第2部は、「受付業務の改善を目指して」と題したシンポジウムです。

司会は、入江先生。最後のコメントは山田文先生でした。
パネラーは
1.家庭問題情報センター(FPIC)の千田成利さん
ここは、元家裁の調査官などを務められた方が中心となって行っているADR機関です。
法務省の認証も取得しており、基本は調停人2名(男女ひとりずつ)と助言弁護士さんによって期日運営しているとのこと。(ただし、弁護士さんは期日には不参加。)
件数が多くないので、千田さんお一人で受け付け業務を行っているそうです。
元家裁の職員が実施し、助言弁護士さんがいて離婚も扱うのに、件数が伸びない。。。
ボトルネックは何だろう?とか考えてしまいました。
2.証券・金融商品あっせん相談センター 嘉山幸子さん
件数が多いそうです。
件数が多いのは、紛争の範囲が明確で金銭にからむ、というのは利用者にとって非常にわかりやすいカテゴリーだからかな?
司法書士調停センターの広報の際に参考になる事実かなと思います。
3.都市型公設事務所~弁護士法人渋谷シビック法律事務所 齊藤友嘉弁護士
恥ずかしながら、都市型公設事務所というものの存在を始めて知りました。
齊藤先生のご発言はどれも心にずしっときましたね。
特に
(相談で)何か問題があるのが通常
ストレス・悩みは当たり前で、常に問題に取り組む姿勢で
トラブルに見舞われることも多いが、そこに焦点を当てずプラスの効果を求めていく
紛争にあたることは、一見して金銭に換算できない価値があるがストレスもある。 そのバランスをとることが大切
齊藤先生からは、本当に困っている方へのリーガルサービスを提供しているとの自負を強く感じ、このような先生のお話を聞くことができたことはラッキーでした。
4.法務技官兼法務教官 原田杏子さん
臨床心理のプロが解析すると法律相談は、こう分析できるのか
と目からウロコでした
非常に貴重な資料をゲットでき、嬉しいです
法律関係者ならば誰もが持つ課題について、その改善に関する指摘も頂きました。
事例検討会についてのコメントも頂戴し、うっきうきです
面談予約がキャンセルになり参加できるようになったのですが、行ってよかったです。
先日、法務省の事前相談でお世話になった法務省のTさんとIさんもおいでになっており、ご挨拶もできてよかったな
そうだ・・・認証書類の作成・・・頑張らないと
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